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from: 倭寇の末裔さん
2014/09/16 09:37:17
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実践の考察 (4)
アリストテレスは、実践理性とは、その定められた目的を達成するためには、どのような行為が最適であるかを考え、確定する理性であるとしている。
つまり、目的と手段の関係で、最適手段を決める思考が実践理性であるというのである。これは極めて実際的な考え方である。
これに対してカントは、意志が行為を規定する理性、つまり法則から行為を導き出す理性であって、認識能力としての理論理性とは異なるものとしている。
この行為を導き出す法則しとは何なのか。
カントによれば、行為が道徳的価値を持つのは、実践理性が、感情や欲求、傾向性といった経験的条件から独立して、自らを律する場合で、これが純粋理性である。
この純粋理性にも法則がある。
それは「君の意志の格率(主観的原理)が常に普遍的立法の原理として妥当しうるように行為するという定言的命令がその基本原理であるというのだ。
平たく言えば、世の模範となるなるように行為せよ、と言うことである。
アリスチテレスの実践理性が、目的を達するための最適手段の模索であるにたいして、カントは、これに道徳的価値という法則性を付加しているのだ。この法則は、目的、手段の双方に適用されるものでなければなるまい。
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