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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014/09/20 07:12:19

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    実践の考察 (8)

    3北朝鮮の主体農業実践
     朝鮮半島では、日本統治時代は、今の北朝鮮は工業地帯としての発展が図られてきたため、農業開発は遅れていた。
     そのため、北朝鮮建国後は、北朝鮮政府は北朝鮮での農産物の確保が必須の国家建設課題であった。
     その方策として北朝鮮政府が実践させたのが「主体農法」であった。
     この農法は、北朝鮮の国是である主体思想に基くものであるとされているが、その中味は、およそ農業の常識を外れたお粗末なものであった。
     常識を覆すことは決して悪いこととは言えない。常識に拘らない画期的な効率農法を生み出す可能性もあるが、この場合はどう考えても自然の因果関係に反するのみとしか言えないお粗末極まる代物であった。その例をあげてみよう。
     ①山林の農地化
     食糧不足を補うためには、農地を増やすことが基本であるとして、山林を伐採して農地化することが推奨された。
     政府の指示で山林が伐採され、農地化されたが、土留めもろくにしないで農地が造られた。
     その結果は、山林の保水力が低下し、少量の雨でも表土が流失し、多少の長雨でもくれば、土砂が流れて河川を塞ぎ、洪が起こって、田畑を押し流してしまうということになり、農産物は壊滅的な打撃を受けることになってしまった。
     ②密植農法の実践
     苗を植える間隔を狭めれば、耕地面積当たりの農産物の収量が増える理屈であるとして、蜜植農法が奨励された。その結果1年目は収量は増えたが、蜜植したため土地が痩せて、地力が低下したため2年目以降は収穫量は激減してしまったのだ。
     こんな因果関係は、素人でも分かるはずだが、尊敬してやまない独裁者の金日成、金正日将軍様の指示だから、と実践した結果がこういう惨憺たる結末を招くことになったのである。
     ど素人のおもいつき発想の大誤算であった。
     

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