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from: 倭寇の末裔さん
2014/10/30 08:37:39
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臨死体験の謎 (9)
前述の立花の取材結果の感想を見ると、彼はまだ充分納得してはいないと思う。
というよりも、彼の期待していた回答とは違うので、不満足ではあるが、心は脳死とともに消滅すること、臨死体験で至福感に包まれる可能性はあることは、不本意ながら納得したようである。
彼は自分で、「私は謎解きが好きだ」と言っているくらいだから、心とは何ぞや、心と脳との関係はどうなっているのかという問題に関連して、臨死体験とは心があの世に移行するプロセスである、という科学的な研究成果を期待したのであろうと思う。
また、彼は「人は70歳を超えると、姿勢ががらりと変る。それは、死が近いことを意識せざるを得なくなるからである」とも言っていること、更に、最後の感想の言葉として「これで、死を怖がることはなくなった」と言っていることからも分かるが、彼は人一倍死を怖がる人であるように思う。
・人は何故死を怖がるのか
ところで、人は何故死を怖がるのであろうか。
実存主義では、「人間は、無の深遠にさし掛けられた存在である」と説いている。が、実存主義を俟つまでもなく、歌謡曲の歌詞に、「会うは別れの始めとは・・・」とあるように、人間はオギャ-と生まれた瞬間から死への秒読みが始まるのである。
人が自分らしく生きようと懸命になるのは、その限りある生のうちに、自己実現しなければならないからである。
このように、生は死を大前提とした生、死を約束された生であるから、何も怖がる必要はない、自然の成り行きだと思えばよいと思う。-
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