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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2015年12月08日 09時24分02秒

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    ISテロはとめられるか (9)

     ある事象が発生するかどうかを左右する要因は、論理学では必要条件と十分条件があり、それがなければ発生することはない最低条件が必要条件であり、その条件が存在すれば、発生の確率が極めて高くなるよういんが十分条件であるとされる。
     この考え方を少し変えて、ここでは、イスラム過激派テロの問題について、「影響要因」と「決定要因」という考え方で、解析してみようと思う。
     影響要因とは、テロを引き起こす心理に影響を及ぼす可能性のある要因であるが、その要因があれば必ずテロに繋がるというものではなく、あくまで、人によっては繋がる可能性があるという程度の要因である。
     これに対して、決定要因は、影響要因を前提として、テロの実行を決意するとか、テロ実行者候補として手をあげる決意をする気持に導くような働きをするであろう要因である。
     まず、影響要因を挙げてみよう。
    1貧困
     長い間失業しており、生計資金にも困っている、求職活動は継続しているが雇ってくれるところがない状態が続いているという状態である。
     このような状態にある人は沢山いるが、その原因が、自分自身の至らなさにあるとか、景気の悪さにあると判断している場合は仕方がないと思うであろうが、人種差別や社会的な不公正が原因だと思った場合には、影響要因となる。その不満が社会に向くことになるからである。
     




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