２アンチ西欧文明
　西欧文明は堕落しているから、若者がこれに染まり、アラブの文明から離れることを危惧する心理である。
　そうう心理もあるであろあうが、西欧文明が嫌いなら、テロをしなくても、これに背を向けて生活すればよいのである。
　事実そういう人たちもいるのである。アメリカのペンシルバニア州に住む、数万人とも言われる「ア－ミッシュ」である。
　彼らはスイスで迫害されて１８世紀にアメリカに移住してきたキリスト教プロテスタントの一派であるが、西欧文明を嫌って、農業中心に、自家製の服を着て、電気、ガス、自動車、電信機器などは一切使用せず、子弟の教育も自分たちでするなど、徹底した独立自営の生活をしている例もあるのだ。
３現体制に不満
　不満をもっている者は少なくないが、言論で批判する、反対運動を展開する位で、違法なテロにまでは走らないのが通常である。普通の人間ならそのくらいのコンプライアンス意識はあるのだ。
４差別される
　マイノリティとして異国に住むなら、排他的な仕打ちをうけたり、差別されることは覚悟すべきだ。アメリカに住む日系人もそういう目に遭っているが、我慢し、日系人としての力量を認めさせることに努力し、それなりの評価を受けるようになってきているのだ。これは甘えである。