３一般のイスラム教徒に対しては、差別感を感じさせないように配慮する
　イスラム過激派は叩かねばならないが、ＩＳ憎悪を一般のイスラム教徒にまで及ぶのは避けねばならない。しかし、ＩＳのせいで、差別化が強まっている。
　アメリカの次期大統領候補の１人、共和党のトランプは、「今後イスラム教徒の入国を禁止する」と唱えて共和党員の共感を得ているし、フランスの地方議会選挙でも、反移民の最右翼政党が大きく票を伸ばしているのだ。
　これは、ＩＳの思う壺なのだ。これはイスラム移民の不満を煽り、ジハ－ド志願者を増やすことに繋がるからである。一般のイスラム教徒移民には不公正感、閉塞感を感じさせないように、注意を払うことが重要である。
４イスラム教徒がイスラム過激派テロ反対の声をあげること
　自称ＩＳ国家を叩き潰すことは先決だが、これに成功してもＩＳテロはなくならないであろう。
　が、一般のイスラム教徒はこのテロはイスラムの教義に反するもので許されない行為であると確信しているし、このようなテロには迷惑している。
　しかし、そういう声を上げたという話は聞かない。その理由は分らないが、イスラム教の高のが指導の下で、一般民衆がテロ反対の声をあげることは、是非必要であり、テロの防止に有効であると思う。

　このようなテロ防止活動は即効性はないと思うが、これを地道に続けてゆく以外にテロをなくす方法はないと思う。