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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年01月09日 08時15分40秒

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    例外主義への疑問 (8)

    1ベトナム戦争
     1960年代前後に、当時はフランス植民地であったベトナムの北部で共産主義武装団、通称ベトコンが蜂起し、次第に勢力を強め、遂にディエンビェンフ-の戦いでフランスに勝利し、ベトナムの北半分に共産主義国家、通称北ベトナムを設立、南部のゴジンジェム政権の通称南ベトナムと対峙することになつた。
     このとき、アメリカは、共産勢力が中国を基点に次第
    に南下し、ついには東南アジア全体にその勢力を拡大することになることを危惧した。これを「ドミノ理論」と名付けた。
     アメリカはこれを阻止するために、南ベトナムを支持し、武器、資金援助を行ったが、劣勢を挽回できないため、兵力を投入し、北ベトナムに猛烈な爆撃を加える他、最終的には50万人もの兵力を投入したが、戦況は好転せず、1968年に3年に亘る戦闘に終止符を打ち、敗退したのである。
     これはアメリカ以外に共産主義を防衛できる国っっない、と考えるアメリカ例外主義が露出した戦争であった。
     ようするに、徹底した共産主義嫌悪と言うか、民主主義尊重がアメリカ例外主義の一面であると言えよう。

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