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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年07月15日 09時01分08秒

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    人間関係 (1)

     「人間関係に悩んでいる」という例は多い。その挙げ句転職するとか、うつになり、求職に追い込まれたり、閉じこもりになったり、自殺にまで進んでしまうことも希ではない。
     これは大人社会の問題だけではなく、子どもの社会にもあるのだ。
     人間関係の問題とは、何かの目的を持って複数の人間が集まってに、仕事をしたり、何か活動を展開する場合に、相互の折り合いが上手くゆかなくなって摩擦が起る状態を云う。
     議会政治の場合、党派やグル-プが政策を巡って対立するのは当然であるが、これは人間関係の摩擦とは云わない。人間関係のトラブルとは、あくまで、同一の目的で活動している仲間間で発生する問題である。
     子どもの社会での人間関係は、平たく云えば「いじめ」である。大人の社会ので起る人間関係とはその原因がち違う。
     大人の場合は、仕事を進める上での意見の相違とか、上下関係や同僚関係でうまが合わないとか、昇進を巡っての嫉妬とかが原因である。
     子どもの場合はいじめである。いじめと喧嘩は違う。
     弱い子、とろい子、変った子、気にくわない奴と思われると、がき大将クラスの誰かが火付け役になり、皆を誘ってその子に対するいじめが始まるのである。それは常に一対多数である。
     家族の間でも、諍いはあるが、これは人間関係のトラブルとは云わない。



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