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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年07月25日 09時06分45秒

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    寛容と移民問題

     新聞社も劇場、レストランなど、警戒が薄いタ-ゲットをテロに狙われ、攻撃されたフランスでは、それらの事件発生以来18世紀の思想家ヴォルテ-ルの「啓蒙論」が再読されいるという。
     この著は、新旧キリスト教の対立のなかで起った「カラス事件」といえん罪事件に衝撃を受けたヴォルテ-ルが、理性をもって思想、信条の自由を確立する必要性を説いた著である。
     寛容とは欧州では、「黙認」「耐える力」「多様性への評価」とい意味をもつ言葉であるとされている。
     この著が、フランスで再読される理由はよく分らないが、右翼政党が「イスラム移民」の排除を唱え、勢力を伸ばしているなどの事情を考えると、カトリック教徒の多いフランスで、異教徒であるイスラム教移民に対してもっと寛大な心で接すべきはないか、という想いかもしれない。
     あるいは、それとは逆に、今まで移民の受け容れに寛大であったフランスは、一般の市民まで巻込む残酷なテロに何度も見舞われる現状を踏まえて、寛容とは何か、寛容の限界はどこにあるのかを改めて考え直し、イスラム教や他民族主義への対応を見直すべき、という想いかも知れない。
     寛容の精神は大切だが、徒に何の罪科もない一般市民まで殺傷する無差別テロを容認することは絶対に出来ない。それを徹底的に防ぐ対策を実施するとともに、そのテロのバックグランドをなくさねばならない。この二つを並行してやらねばならない。
     これは二つとも困難を伴うが、より困難なのは、後者であろう。
     それは、イスラム教の指導者の協力なしには出来ないことは確かであるが、スンニ派にてもシ-ア派にしても、宗教指導者達は一向に動こうとしない。
     これは一宗教の問題ではなく、全宗教の問題である。それは核兵器を全廃するよりも難しい問題であろうが、何とかしなければ世界全体かおかしくなりかねないのだ。
     村上新八

     


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