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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年07月28日 08時52分32秒

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    カネで黙らせ、武力で脅す中国の戦略

     国際法違反の南シナ海問題で示されたように、武力を背景に、ODAなどの資金援助で黙らせ、中国の理不尽な行為を黙認せようとする汚いやり口は外交とは非なるものである。
     国によって利害が相反する問題について、話合いで、双方が妥協すべき線に決着させることが外交であるはずである。
     中国は昔から、贈収賄にどっぷり漬かり切った国だが、中国が全て自国の領海だと称している南シナ海の紛争事案をみていると、正義の国際法や外交が、カネと武力でねじ曲げられていると感じざるを得ない。
     今回のASEAN会議では、中国側と国際法遵守側に二分されていた。
     国際仲裁裁判所が、時間を掛けて丹念に調査をして、中国側の主張を国際法違反とでるとの裁定を出したものを「紙くずだ」と一蹴した中国の態度は、北朝鮮並みのならず者国家の態度だが、ASEANを二分させて、カンボジア、ラオスを中国側に引き寄せたのは、両国に対するODAの提供と武力による脅威であった。
     カネと脅しで正義さえもねじ曲げてしまうのは個人だけでなく、国家もそうだということをまざまざと見せつけられた事案であった。
     贈収賄常習国、中国としては、特に異とも思わない対応なのであろう。
     この一事で、中国は国連の常任理事国の席を占める資格がない国であることが世界に示されたのである。
     だが、13億の人口を擁する中国市場の魅力に惹かれて先進国も日米を除いては、中に対する批判はしないであろう。
     これもカネに繋がることをおそれるからだ。カネ、カネ、カネ
    もううんざりだ。
     村上新八

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