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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2016年12月08日 08時42分18秒

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    中国の世界制覇の哲学 (2)

    3スピ-ディな施策の決定と実践
     この中国主導のAIIBと同様の機能を持つ投資銀行は既に1966年からある。それが「アジア開発投資銀行(ESCAP)」である。
     この銀行には日本をばじめ、41ヶ国が加盟している。
     しかし、この銀行の投資を利用する開発途上国に云わせると、ESCAPは手続きが面倒で、審査に時間が掛かるからAIIBの方が利用しやすいと云うのだ。
     こういう問題は、特にスピ-ドが重要であるが、その点では共産党政府独裁で、命令が一本化されている中国主導のAIIBのやり方の方がスピ-ディで評価されるのであろう。
     中国は、こういう展開をユ-ラシア大陸のみならず、アフリカ全土で実践しているのである。
    4中国の支援を目立たせる 
     中国は、アフリカの開発途上国に対してODAや無償援助でインフラ建設を行いながら、それを最大限に目立たせる工作をしている。
     たとえば、エチオピアなどでは、この支援を示す巨大な銅像やモニュメント、顕彰碑を建立するなど中国の宣伝に注力している。
     つまり、恩着せがましく、中国の貢献を誇示し、印象付けるための工作を熱心にっているのだ。
    5中国人労働者や商人を送り込む
     中国は、開発途上国にODAなどで援助をする場合、必ず中国人労働者を送り込んでその建設をやらせる。このややり方では、現地人の雇用が増えず、技術も伝承されないため現地の不評を買ったりもするが、同時に商人なども送り込んで商売をさせるから、現地人と中国との交流、接触の面で密になるというプラスもあるのである。

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