「オレは政治の世話にはならないから、政治に関心はない」などと嘯く人がいる。が、これはとんでもない間違いである。
　税金、年金、医療保険、社会保障等々すべて政治が決めているのだ。
　こういう自分の生活に直接つながる問題だけではなく、日本がどういう方向に向かっているのか、隣国との関係はどうなっているのか等政治の大きな動き方向を知ることは大切である。
　そのために必要な情報を提供してくれるテレビ、新聞、雑誌、などは欠かせない。
　ジャ－ナリストの池上さんが、テレビで何人かのタレントを集めて、簡単な質問をしながら、政治社会問題について、初歩的な解説をする番組がある。それを見ていても、如何に政治的関心が希薄であるかがよく分る。一般の政治的関心がなさ過ぎるのである。
　日本が民主主義社会の一員となってから70年は過ぎたが、まだまだ成熟した民主主義社会にはなっていない。その最大の要因は国民の政治感覚はお任せ政治なレベルが多いからであると思う。
　安倍政権になってから、日本の政治はどんどん右傾化している。
　平和憲法さえ変えられようとしている。こんな時に黙っていられないはずである。
　声を上げ、デモに参加しろと云っているのではない。ツイッタ－やパソコンネット、ブログに投稿して主張を表明すればなお良いが、せめて選挙の一票だけでも投票してくださいと云うのである。政治は誰がやろうと同じではないのである。
政治的関心の哲学は「知って、決めて、一票行使を」ということになろう。