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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2017年08月11日 10時48分54秒

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    世界の恒久平和

     オバマ前アメリカ大統領がウイ-ンでの演説で、「核兵器なき世界を」と唱え、それに対してノ-ベル平和賞が授与されたのが2009年、そのときでも、オバマは、自分の存命中は、核なき世界は実現しないであろうと述べた。
     人間には、本当にバカな面がある。冷戦中の核兵器競争で、米ソは各1万発もの核兵器を貯えた。それを使ったら最後人類は滅亡してしまう量を遙かに超えた量である。それを未だに持ち続けているのだ。これらの核兵器は、その性能を維持するためにメンテナンスが必要になる、その費用も厖大な額に上るであろう。
     このように使えもしない核兵器の製造に精を出している国もある。北朝鮮である。
     国民を飢えさせながら、核兵器製造に精励するアホな国である。
     このように核兵器に依存しているということは、それが戦争抑止力になるであろうこと、つまり、戦争勃発の可能性を否定していないからである。
     2017年、国連総会は、122ヶ国の賛成を得て、「核兵器禁止条約」を成立させた。が、唯一の被爆国であるにも拘わらず、日本は、核兵器保有国と並んで、この条約には参加していない。その理由は、アメリカの核の傘に守られているからだという。
    しかし、日本がアメリカの核の傘に守られているという理屈はおかしい。日米安保条約はあるが、その間にどこかで、核兵器が使用されたというなら、守られているということになろうが、一度もそういうことはなかったのだから、アメリカの核の傘の下で護られているという実感はないからだ。
     世界には、まだ戦争の可能性があるなら、戦争を出来なくすればよいのだ。
     その最も効果的な方法は、サイバ-攻撃の技術を飛躍的に向上させることではないか。
     今の世界はIT化が進み、いわゆるIoT時代に入り、インフラ、軍事、医療、交通等々すべてのシステムが、ITネットで結ばれるている。だから、このネットをサイバ-攻撃によって妨害したり、作動を狂わせたりすれば、忽ち社会機能は麻痺して大混乱に陥るのである。
     このようなサイバ-攻撃の威力は、何処でも知られており、カネの掛からぬ効果的な武器として、各国ともその研究に注力している。
     今でも、時々どこかの国がサイバ-攻撃を仕掛け、部分的に機能が麻痺することが起こっている。
     このサイバ-攻撃技術を高めてしまえば、戦争そのものができなくなってしまうのではないか。
    と思うのである。
     恒久的平和実現の哲学は「サイバ-技術の開発」である。



     



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