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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2017年08月15日 08時33分38秒

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    自宅療養

     長期の入院は病院はいやがる。ある期間以上の長期入院の場合は、その期間に応じて段階的に補助金が減らされ、病院収入が減るためである。
     だから、長期療養を要する患者は自宅療養を余儀なくされるのである。
     患者自身もまた、寿命を閉じる場所は、自宅が良いと思う人が多いようである。
     確かに、病院で親族の誰にも看取られずに最後を迎えるよりも、子、孫、妻に看取られながら、息を引き取る方が本人は良いように思われる。
     だが、老老介護で、子も孫もいなければ、妻或いは夫に過重な負担を掛けざるを得ないことになるし、それを思えば、自宅療養は考えものであろう。
     人間至るところ青山ありである。家族に過重な負担を掛けるような死に方は避けるべきである。
     自宅療養の哲学は、「家族の負担を考えて」ということになるであろう。


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