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from: 倭寇の末裔さん
2017/10/25 10:13:16
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習近平ののし上がり戦術
中国共産党の第19回全国大会において、総書記の習近平は毛沢東と鄧小平に並んで、自己の名を冠した党規約(党員が守るべき基本ル-ル)を全員一致で可決させ、一躍党の超トップの地位を確立した。
ここまでのし上がった習近平の戦術のポイントは三つある。
その第一は、鄧小平の経済改革路線に乗ったことである。
中国がGDPで、日本を抜いて世界第2位にまで成長したのは、鄧小平の解放改革政策への転換であり、それを踏襲してきたことによるものである。
それによって、国民に大国意識を植え付け、その指導者は習近平であることを植え付けたことである。
第二は、徹底した言論統制である。
民主主義や基本的人権の尊重を唱える者は、国家転覆企画罪とかで刑務所にぶち込まれ、その上徹底的な監視体制を敷いて、反政府的なマスコミの報道やインタ-ネットは直ちに消去されるという強権政治で、国民に政府批判を一切させない、聞かせないことである。
世界で最も監視カメラが多いのは中国であるとも云われているのである。
第三は汚職の摘発である。
習近平は、「虎から蠅まで」といスロ-ガンで、小物大物を問わず徹底した汚職の摘発を行った。これが国民に評価されているのだ。
中国は昔から賄賂国家であって、政治家、官僚、実業家はもとより庶民にいたるまで皆がやってきたことなのだ。皆がすねに傷を持っていることで、特に近時高度成長と資本主義化で、民間が大儲けしているのを政治家や官僚が指をくわえて、傍観しているはずはなく、おれにもおとし前をよこせとばかり、収賄、贈賄に走るのは当然の成り行きであったのだ。
それは、政治家にとっては、政敵を蹴散らかす格好の手段ともなった。
それは「あいつが怪しい」と先に指さしした者が勝ちで、政敵を蹴落とす手段となったのである。
習近平自身も収賄や不正はやっているに違いないが、権力の座におれば、先手必勝で、この手を使って政敵を蹴落とした結果なのだ。
庶民もそれに気づいているであろうが、政治腐敗が摘発されること自体には異論はないし、習近平に向かって「お前も同じ穴のむじなだ」と云えば牢にぶち込まれるだけだから、黙っているたげなのであろう。
この三つの戦術が効を奏して今の地位にのし上がったのであろう。
これがいつまで続くのかは分らないし、これを覆すマグマがどこかに潜んでいるであろう。
村上新八-
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