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  • from: 倭寇の末裔さん

    2018年06月01日 09時33分56秒

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    ガジノ設置の可否

     安倍内閣は、日本にカジノを設置する立法をしようとしている。
     候補は大阪、北海道、横浜など3箇所くらいあるいう。カジノ設置の狙いは、税収の増と外人観光客の娯楽にあるというが、問題はカジノによるギャンブル依存症の増加である。
     政府は、これを予防するためにとして、カジノへの入場料を一回6000円とし、入場制限を週に3回、月に10回としているが、週3回、月1回もカジノ通いをするようになつたら、それはもう立派なギャンブル依存症である。
     2017年10月の厚労省の調査によると日本のギャンブル依存症は320万人、20歳~70歳人口の3.6%になるという。これはオランダの1.9%、フランス1.2%,スイス1.1%と較べても高率である。その理由は分からないが、カジノがなく、パチンコ、競馬、競輪、モ-タボ-トくらいしかないのに、これだけギャンブル依存症がいるいうことは、カジノができればこの数が比翼的に増加するであろうことは明白である。
     ギャンプル依存症は脳の変化によるものと云われている。時たま大当たりした時の快感がド-パミンという快感、興奮を呼び起こすホルモンを分泌させ、それが忘れられず、損失を避けようとするノンアドレナリンの分泌を抑制するようになるのが脳性依存の仕組みだと言われる。これが治らないのだ。
     もと力士で、関脇までのぼり、2000年には幕尻優勝まで遂げた貴闘力は、ギャンブル依存症で、2003年に野球賭博の責任をとって引退したが、引退後の今日でも依存症が治らず、その深刻な害を公演して回っているという。彼によれば、いままでの金銭的損失は2000万円だけでなく、家族は離れ、商売の焼き肉店まで手放す寸前までいったいったとていう。それでも彼の依存症は続いているのである。
     こんな悲劇がすべてのギャンブル依存症患者につきまとっているのである。
     こんな悲劇を招くことが明白なカジノ設置をなぜ強行しようとするのか、カジノ設置には絶対反対すべきである。
     村上新八

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