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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2018年06月08日 14時25分39秒

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    親がここまで残酷になれるのか

     こんなに悲しい事件はない。
     5歳の養女が、両親から食事も十分に与えられず、暖房もない部屋に置き去りにされて衰弱の果て餓死した事件である。
     大変可愛い子で、小学校に入学前にひらがなで、次のようなしっかりした手紙を書いている。
    「パパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからもっともっときょうよりもあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるしてください おねがいします」
    「ほんとうにおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします」
     何を叱られたのかは分からないが、きちんとした文章になてっいる。頭の良さが分かる。
     しかも、毎日目覚まし時計を自分で掛けて、起床時間をノ-トにつけていたという。起床時間は何と4時半だった。
     まだ5歳で、こんなことが出来る子はいないのではないか。
     こんな可愛い、利口な女の子に何というひどい仕打ちをしたのだろう。足にはしもやけの跡もあったという。屋外のベランダにでも閉め出されていのであろう。
     衰弱しきっていた女の子は病院にも診せなかった。虐待がばれるのが怖かったからだという。死なせたら猶怖いことになるとも思わなかったのであろうか。
     こんな悲しい仕打ちができるのは鬼しかいないのではないか。悲しい、悲しい事件である。
     この子は女の連れ子で、現在の父親は実父ではないというが、子どもを手厚く保護する義務は変わらないはずである。母親は自分の立場が危うくなるのを懼れて黙認していたという。
     この家族は、香川県から東京へ越してきて間もないそうで、香川でも二度ほど児童保護を受けていたことがあったことから、マスコミは、公の児童保護の制度や連携上の不備を批判している。
     本件の場合は、そういう経緯があるのだから、保護連携をもっと丁寧にやれば防げた感があるからそれも問題としなければならぬことは分かる。
     が、子連れ女が再婚の夫選びの間違いが最大の要因であったのだ。これもその女の子どもに対する愛情の希薄さ故なのであろう。そう言う女は子を産む資格がないのだ。
     こうなると、社会全体で子を守る仕組みでも考える必要があるのではないか。
     村上新八
     
     
     

     
     
     
     

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