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  • from: 倭寇の末裔さん

    2018年07月07日 10時49分02秒

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    人間の尊厳 (1)

     「人間の尊厳」と「基本的人権」人間を尊重するという点では同じだが、この二つは異なる概念である。
     基本的人権は、平等、自由、参政権などを指すが、これらは普通の人間が社会人として有すべき権利として国家に要求し、国家はこれに応えねばならない基本的権利である。従って赤ん坊や子どもは関係ないし、受刑者や精神障害者に対しては制限される。
     これに対して「人間の尊厳」は、すべての人間が自然人として尊重されるべき倫理的な観念てある。従って赤ん坊や子ども、受刑者、精神障害者も含まれる。
     基本的人権は、憲法や法律で規定され、その実施が保障されねばならないが、人間の尊厳は、法律で決めるというよりも、人間としての思いやりとか優しさとかに基づく、個々人の心の問題として実践すべきものであると思う。
     最近よくマスコミで報道される「乳幼児や子どもの虐待、保護者遺棄」などは人間の尊厳をふみにじるものである。これは、親としての自覚も責任意識もないままに、子どもを産むという無責任行為が生んだ悲劇であろう。
     赤ん坊が、今の妻が離婚した前に夫の子であるからと、虐待する例も少なくないが、これも義父となる覚悟がないままに婚姻関係を結んだ結果が招いた悲劇である。
     セクハラ、パワハラは勿論人間の尊厳に違背する行為であるが、認知症発病者、介護を必要とする高齢者、重度の精神病患者に対する扱いも人間の尊厳という面からは問題視されることが多い。
     また、亡命者や移民の受け容れの拒否や受け容れ条件の極端な厳格化や差別も人間の尊厳に反する事象である。



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