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  • from: 倭寇の末裔さん

    2018年07月17日 09時00分27秒

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    党首討論 (1)

    日本で党首討論が始まったのは1994年11月、当時の首相小渕恵三と民主党の党首、鳩山由紀夫であった。
     これはイギリス議会のクェッションタイムを模したもので、投資の自民党幹事長小沢一郎の提案によるものであった。
     最初は週一回のペ-スで実施することになつていたが、このル-ルは守られず、近年は全く開かれず、最近のものは2018年5月30日に行われ、実に1.5年ぶりであった。
     しかも野党6党の持ち時間は全体でわずか45分、これを6党に配分すると、野党第一党の立憲民主党でも16分、最小は5分たらず、その上阿倍の長広舌で、質問とは無関係のことをだらだらとしゃべりって、意図的に質問時間つぶしをやられるので、頭にきた立憲民主党の枝野が怒って、次の6月29日の党首討論の際に持ち時間の大半をモリカケ問題の非難演説に費やした。
     阿倍がこれに対して「党首討論の気貴私的使命は終わった」と枝野の以前の発言を引用してさかねじを食わせた。
     この「党首討論の歴史的意味は終わった」という二人の掛け合いは党首討論の意味を間違えている。
     その前に「歴史的使命」とはどんな事を言うのかを考えてみたい。
     これは歴史の流れのなかで、エポックメイキングになるような
    役割を果たす出来事を云うのである。例えば、日本に降伏を決意
    させたポツダム宣言を出した「ポツダム会談」や日本に民主主義を植え付けたGHQの日本統治などを云うのである。
     その意味では、党首討論が日本の民主主義の前進にエポックメイキングの役割を果たしたとも云えないから、これを歴史的使命
    とは言い難いと思う。
     党首討論は、あくまで与野党の党首が相対で政権をぶつけ合うことによって、争点と意図を明確にすると共に、国民にその理念、思想を明らかにすることを通じて、政党のリ-ダ-あるいは国のリ-ダ-としての適格性を判断させる機会を供することにあるのである。

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