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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2019年04月14日 14時17分49秒

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    着想、ひらめきの不思議

     何か、仕事上の問題、課題を考えているとき、なかなか名案が浮かばず、苦労するこがある。そのような時には、そのテ-マを46時中考えているわけではないが、頭の隅にしょっちゅうある状態になる。
     そういう場合、そのテ-マを真っ正面から考えていても解決案は浮かばないが思いも掛けないときに、ひょっと頭に浮かぶことがある。
     このようなことは昔からあるようで、「馬上、枕上、架上」と言われた。馬上は馬に乗っているとき、枕上は床に付いて寝ようとしているとき、架上はトイレで用をたそうとしているときという意味である。そのようなときにアイディアがひらめくというのである。
     筆者の場合き、電車のつり革にふら下がって、ぼんやり外の景色を見ているとき、新幹線で外の景色をみているときである。
     何故かは分らない。対地速度が脳を刺激するためかと思ったりするが、確信はない。
     ギリシャのアルキメデスが浮力の原理を発見したのは、風呂に入ってぬ風呂の水が溢れてザアっと流れ出したときであったという。
     ドイツの政治学者マックス・ウエ-バ-は「突然のひらめきは、思索に没頭しているときではなく、ソファに持たれてぼんやりタバコをくゆらせているしとき、それは直感のように現れる」と言っているがそれも同様の状態である。
     「着想」や「ヒラメキ」はそういう性質のものなのであろう。
     それも解決すべきテ-マを頭の隅においているから、そういう状態ができるのであり、それは眠らない植物神経(人間にはあるとい証明はない)のなせる技であるという人もいる。
     脳科学ではどう説明するのだろか。
     村上新八



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