野田首相は、消費税増税案を閣議決定した。野田の政治生命を掛けての戦いの宣戦布告みたいなものである。
　しかし、民主党は一枚岩ではない。小沢は、これに断固反対しており、小沢派に反対を呼びかけ、これに応じて、小沢に近い何人かの副大臣、政務官が辞任した。
　小沢の反対理由は、マニフェストに反するということに尽きるが、マニフェスト作成の際の財源見込みに誤りがあったし、その後の世界情勢の変化、つまり円高やEUの経済混乱、更には、東日本大震災、福島第一原発事故による放射能汚染被害などの大打撃が発生したことから、マニフェストが守れくなったものである。
　それでも、財源があれば別だが、小沢は、その財源については一言も言わず、ただ財源はあると言っているだけである。その財源がないことは、２年に亘る「事業仕分け」が些細な結果に終わったことからも明らかである。
　これでは、聞き分けのない、がきのイチャモン付けと何も変わらない。
　それに同調する陣笠もだらしない話である。亀井静香と袂を別かった今民新党の面々のほうがよほど骨があると思う。
　村上新八

　２９日の朝日の朝刊には、一面トップに3人の死刑執行の記事が掲載されていた。それほど重要な報道価値があるとは思えない。
　死刑をなくすという論議が、一つのトレンドになっていることは分っているが、日本で、死刑制度の是非の世論調査をほしてみると、８５％が死刑制度に賛成なのだ。
　殺人罪でも、死刑宣告されるのは比率にして数%に過ぎないくらい、死刑宣告には慎重であり、死刑比率が高いのは、複数の人を殺害した強盗殺人犯くらいのものである。よほどの凶悪犯なのである。
　死刑制度は、そもそも「遺族の強い報復希望」「みせしめ」「犯人の贖罪の年」と言う意味を持つ制度で、罪を自分の死で償うということがあってもよいというのが８５％の国民感情なのだ。
　朝日は、死刑を判決する裁判員の苦衷という問題もからんで、死刑廃止論の強い新聞だから、一面に掲載したのであろうが、こんな記事は、報道するとしても、社会面の片隅に小さい紙面を割けば、充分であると思う。
　一面に掲載したからといって、死刑廃止論が高まるという問題ではないと思う。
　村上新八

　財政破綻でデホルテの危険に直面していたイタリアで、学者のモンティが首相となり、政治家閣僚を一人も入れないモンティ内閣が組閣され、改革に乗り出してから、危機回避策が成功し始めている。
　そのモンティ首相が来日中だが、彼の発言で一番印象的であったのは「私は政治家ではないから、政治のしらがみや国民からの票集めための人気取りを考える必要なく、国と国民のために最善であると考える政策を、国民に良く説明し、実施できたことである」と語った言葉である。
　更に、「政党が考えていた以上に国民は成熟している」とも彼は言っている。政治家としての欲がない学者モンティの説得には、国民は、色眼がねを掛けずに素直に耳を傾けることができ、そのまま素直に聞き入れることが出来たのであろう。それも成功のポイントになったのであろう。
　日本も学者を使ったことがある。小泉内閣の竹中平蔵である。が、これは失敗であった。癖の強い政治家小泉の手下として政治臭が強すぎたためである。
　その意味も籠めて、上記のモンティ首相の一言は、いろいろな意味で、何度も反芻すべき金言であると思う。
　村上新八
　

　大阪維新の会の議員が捏造文書にも基づいて、市議会で質問を行った件に関して、橋下市長は、２５日に謝罪したが、翌日にはこれを覆して、「維新の会としては全く問題ない、捏造した本人の問題である」と居直りを決め込んだ。
　問題となった捏造文書とは、大阪市長選の際に大阪市職員労組が前市長の支持を拡大する目的で作成、配布したとされるものである。これが捏造文書であったのである。
　質問の前に、この文書が真正のものであるか否かは、調べればすぐに分かるはず、これをせずに質問の材料に使ったというのはいかにも軽率であり、謝罪すべきである。
　かって、捏造文書を基に国会で質問をして、それが捏造であることが分かったために、責任を取って、民主党代表を辞任した人がいる。現民主党政調会長の前原氏である。
　橋下は、この前原の爪の垢でも煎じて飲むべきである。
　村上新八

　来月中旬に予定されている北朝鮮の詐称衛星打ち上げ、実は長距離ミサイル実験に対する、国連安保理の足並みが揃った。中国、ロシアも反対表明に回ったからである。
　２６日から韓国ソウルで開催される、第二回核安保サミットに出席のため訪韓中のオバマ大統領は、３８度線の休戦境界線を訪れ、北朝鮮側を観察したり、先に約束した食料２５万トンの支援を凍結するなど、米国が北朝鮮に対すして厳しい姿勢で臨むことを示した。
　このような、北朝鮮に対する厳しい国際的な姿勢にもかかわらず、北朝鮮は、ミサイル実験を強行するであろう。それを中止することは、国際的圧力に屈して、金正恩の祖父金日成の生誕１００年記念と金正恩の権威付けのイベントを台無しにしてしまうことになるからである。
　かくして、実験が強行されても、食料支援の凍結意外には、北朝鮮制裁のカ－ドはない、といのが国際社会の実態なのだ。
　喜ぶのはイランのアフマディネジャドである。「何でもやり勝ち」でゆけるというサインになるからである。
　村上新八

　来月中旬に予定されている北朝鮮の詐称衛星打ち上げ、実は長距離ミサイル実験に対する、国連安保理の足並みが揃った。中国、ロシアも反対表明に回ったからである。
　２６日から韓国ソウルで開催される、第二回核安保サミットに出席のため訪韓中のオバマ大統領は、３８度線の休戦境界線を訪れ、北朝鮮側を観察したり、先に約束した食料２５万トンの支援を凍結するなど、米国が北朝鮮に対すして厳しい姿勢で臨むことを示した。
　このような、北朝鮮に対する厳しい国際的な姿勢にもかかわらず、北朝鮮は、ミサイル実験を強行するであろう。それを中止することは、国際的圧力に屈して、金正恩の祖父金日成の生誕１００年記念と金正恩の権威付けのイベントを台無しにしてしまうことになるからである。
　かくして、実験が強行されても、食料支援の凍結意外には、北朝鮮制裁のカ－ドはない、といのが国際社会の実態なのだ。
　喜ぶのはイランのアフマディネジャドである。「何でもやり勝ち」でゆけるというサインになるからである。
　村上新八

　来月中旬に予定されている北朝鮮の詐称衛星打ち上げ、実は長距離ミサイル実験に対する、国連安保理の足並みが揃った。中国、ロシアも反対表明に回ったからである。
　２６日から韓国ソウルで開催される、第二回核安保サミットに出席のため訪韓中のオバマ大統領は、３８度線の休戦境界線を訪れ、北朝鮮側を観察したり、先に約束した食料２５万トンの支援を凍結するなど、米国が北朝鮮に対すして厳しい姿勢で臨むことを示した。
　このような、北朝鮮に対する厳しい国際的な姿勢にもかかわらず、北朝鮮は、ミサイル実験を強行するであろう。それを中止することは、国際的圧力に屈して、金正恩の祖父金日成の生誕１００年記念と金正恩の権威付けのイベントを台無しにしてしまうことになるからである。
　かくして、実験が強行されても、食料支援の凍結意外には、北朝鮮制裁のカ－ドはない、といのが国際社会の実態なのだ。
　喜ぶのはイランのアフマディネジャドである。「何でもやり勝ち」でゆけるというサインになるからである。
　村上新八

　来月中旬に予定されている北朝鮮の詐称衛星打ち上げ、実は長距離ミサイル実験に対する、国連安保理の足並みが揃った。中国、ロシアも反対表明に回ったからである。
　２６日から韓国ソウルで開催される、第二回核安保サミットに出席のため訪韓中のオバマ大統領は、３８度線の休戦境界線を訪れ、北朝鮮側を観察したり、先に約束した食料２５万トンの支援を凍結するなど、米国が北朝鮮に対すして厳しい姿勢で臨むことを示した。
　このような、北朝鮮に対する厳しい国際的な姿勢にもかかわらず、北朝鮮は、ミサイル実験を強行するであろう。それを中止することは、国際的圧力に屈して、金正恩の祖父金日成の生誕１００年記念と金正恩の権威付けのイベントを台無しにしてしまうことになるからである。
　かくして、実験が強行されても、食料支援の凍結意外には、北朝鮮制裁のカ－ドはない、といのが国際社会の実態なのだ。
　喜ぶのはイランのアフマディネジャドである。「何でもやり勝ち」でゆけるというサインになるからである。
　村上新八

　北朝鮮の、核開発は続行されるし、核装備ミサイルも、衛星打ち上げと詐称して強行されるであろう。金正恩の面子が掛かっているから、米中韓日がいくら止めるように説得しても止めるわけがない。
　イスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮、イランと続いて、核兵器開発は、制裁も国連決議も何も効力はなく、強行すれば、いつの間にか、既成事実として通用するようになる事例が沢山出来てしまった。
　こうなると、もう核兵器開発は止めようがなく、世界中に広がり、早晩テロの武器になるであろう。
　核兵器を使って、自爆すれば、天国の神に歓迎される殉死となると信じている自爆テロ希望者が、続々と出て、核兵器自爆をやることになろう。そのときが人類破滅のときになるのだ。
　そのタネを蒔いたのも人類だから、持って瞑すべしだ。
　村上新八

　全国で最多の１４基の原発を擁する福井県の原子力安全委員会の専門委員５名に関電から、０６年から１０年までに１４９０万円の寄付なされていたことが露見した。
　寄付を受け取っていた専門委員は、口を揃えて、「それで発言を歪めたことはなかった」と述べているが、「カネを貰ったから、発言を歪めました」とは言えないであろう。
　しかし、この寄付が、関電側からの「お手柔らかにお願いします」という意味を籠めた「挨拶金」であるとこは分からないはずはないのである。
　彼ら原子力安全委員会の専門委員は、いずれも国立大学の教授あるいは元教授であるから、この多額の寄付金の授受が、贈収賄に引っかからないものであるとしたら、不可思議千万である。
　村上新八