北朝鮮の金正恩は、北朝鮮の軍事大国化に邁進すると宣言した。
　これは、今月の22日に人工衛星の打ち上げと称して、ミサイルを発射実験に成功したことに味をしめたからであろう。
　このミサイルの射程距離は１万キロと推定され、アメリカ東海岸に達する能力を持つものであり、いずれはこの弾頭に付けられる核弾頭の開発にも成功するであろう。
　北朝鮮は、この核兵器を誇示して食料、エネルギ－の提供を他国に求めるつもりであろうが、それが出来るとは思われない。
　その核兵器の使用は即、北朝鮮の壊滅に繋がるからである。
　この軍事大国化宣言と先軍主義の継続は、食糧難で飢餓状態に置かれ、不満マグマが鬱積している北朝鮮庶民に対する不満爆発を抑え込む威嚇としての意味しか持たないであろう。
　村上新八

　中国の外交資料館に収蔵されている資料のなかに、対日講和条約草案の資料があり、そのなかの領土草案に、「尖閣諸島は沖縄県に含まれる」という記述があり、そのコピ－を時事通信が入手したという。
　こんな明快な証拠があるのだから、問題は解決のはずだが、
　これに対して中国外務省の報道局長は「よく分からない」と口を濁している。
　こういう事実があることを知ってか、知らずかは分からないが、尖閣諸島の領海隣接海域には、毎日中国の監漁船が複数、デモ航海を継続している。この神経戦をずっと続けるつもりなのであろう。
　鬱陶しい限りであるが、日本としては、我慢強くこれに対抗してゆかねばならない。
　村上新八


　

　安倍の右傾化は来年の参院選までは隠されている。それを表面に出したら参院選で、自民党が過半数を得られないからである。
　今回の内閣も党中枢の編成では4人もの女性を並べたのも、右傾化の匂いを消すためのカモフラ－ジュなのだ。
　これで参院選で過半数にた達したら、公明党は用済みとして切捨て、自民党単独内閣として、一挙に右傾化に走るであろう。
　尖閣への公務員の常駐、竹島記念日の政府主催、憲法改正して、自衛隊の国防軍化、普天間の辺野古移転、愛国心と称するナショナリズム教育、弱者と高齢者、医療費の切捨てなどを一挙に進めるであろう。原発の再稼動も強行するであろう。
　それまでは、インフレを煽って株価をつり上げ、円高を是正し、物価を上げることに注力するであろう。
　それを喜ぶのはヘジファンドで、奴らはそれを千載一遇の大儲けのチャンスとばかりに、円を売るタイミングを計っているのである。
　それから先は、日本は凋落の急坂を転がり落ちることになるのだ。以って瞑すべしか。
　村上新八




　　

既存を含めて、２０万年も遡って断層有無の面から原発立地の安全性を確認調査している原子力規制委員会は、既存の原発について、次々に断層の存在と危険性を指摘している。
　既存の原発は電力会社が地質調査ょを行い、安全性を確認し、現職保安院が承認した場所であるから、他から比べて安全性は高いはずであることは間違いないが、そんな場所でも、２０万年も遡れば、断層があるということなのであろう。
　こういうことを前提とすれば、日本中どこでも原発設置は不可となるだろう。
　地下深くにいくつものプレ－トが重なり合い、ぶつかり合い、押し合っている日本列島の特性から、２０万年も安全な土地は在りえないからである。
　これは、原発立地だけの問題ではない、使用済み核燃料の貯蔵地にもいえることである。
　日本は原発は諦めねばならないということなのだ。
　村上新八

第三はハイパ－・インフレを引き起こしかねないことである。
　日銀総裁を交代させ、国債を無限に引き受けさせ、紙幣を無限発行させるように、日銀法を改正しようとしている。これでカネをだぶつかせたら、そのカネが投資に回るだろうか、今の国債経済状況むでは、投資して増産することは無理である。インイレを警戒して不動産投資にカネが回り、再び不動産バブルの再開を招きかねない。そうなれば、国民の金融資産１５００兆円の価値は激減し、国債の金利ば上昇して、国債費だけで政策予算に回せるカネはゼロになる可能性も出てくるのだ。
　第四は、公共事業へのばらまきで国の借金がまた急増することである。インフラの老朽化で、その補修や再建にカネが要ることは分かっているが、それに回すだけでなく、新規の道路、新幹線など、少子化で人口が減るなかで、ムダな公共事業を増やすのは自民党のＤＮＡなのだ。
　この４点は、日本の凋落を加速させることになるであろう安倍政権の最大のリスクであると思う。
　村上新八

予想通り、今回選挙では、前回選挙と民、自の比率が逆転し、民主は壊滅的な敗北に終わり、振り子が大きく右に振れた。
　前回の政権交代への期待が多きかっただけに、その逆転反応が大きく出たのであろう。
　ところで、自民党政権になると、大変心配な点が四つある。
１中韓を刺激すことをやりかねない
　意気地なしで、おちょこちょいの安倍は、強がったり、粋がる癖がある。国防軍と呼称を変えるとか、尖閣諸島に自衛隊を常駐させるとか、竹島に対する強い姿勢を示す、首相の靖国神社参拝を再会するなどである。こいうことをすれば、中韓を刺激し、国益を損ねることになるとはか明らかである。
２　憲法改正をしかねない
　憲法改正は、安倍の祖父岸信介の悲願であった。これを安倍はやりたくて仕様がないのだ。公明党はこれに反対だから、これに賛成する維新を取り込んで衆院で２／３の数を集めることは可能性が高い。が、参院では２／３には達したない。そこで来年の参院選で勝利して、その体制造りをしようとするであろう。

予想通り、今回選挙では、前回選挙と民、自の比率が逆転し、民主は壊滅的な敗北に終わり、振り子が大きく右に振れた。
　前回の政権交代への期待が多きかっただけに、その逆転反応が大きく出たのであろう。
　ところで、自民党政権になると、大変心配な点が四つある。
１中韓を刺激すことをやりかねない
　安倍は、意気地なしのおちょこちょいの安倍は、強がり、粋がる癖がある。国防軍と呼称を変えるとか、尖閣諸島に自衛隊を常駐させるとか、竹島に対する強い姿勢を示すなどである。こいうことをすれば、中韓むを刺激し、国益を損ねることになるとはか明らかである　

予想通り、今回選挙では、前回選挙と民、自の比率が逆転し、民主は壊滅的な敗北に終わり、振り子が大きく右に振れた。
　前回の政権交代への期待が多きかっただけに、その逆転反応が大きく出たのであろう。
　ところで、自民党政権になると、大変心配な点が四つある。
１中韓を刺激すことをやりかねない
　安倍は、意気地なしのおちょこちょいの安倍は、強がり、粋がる癖がある。国防軍と呼称を変えるとか、尖閣諸島に自衛隊を常駐させるとか、竹島に対する強い姿勢を示すなどである。こいうことをすれば、中韓むを刺激し、国益を損ねることになるとはか明らかである　

　今回の総選挙は、野田首相が民自公の三党首会談で、消費税増税法案への協力と引き換えに「近いうちに解散」を約束したことによる解散、総選挙である。
　が、各党の政策には基本的な差はない。原発対応では同じようなものだし、ＴＰＰにしても消費税にしてもやらないで済ませられる問題ではなく、時期の問題だけであるから大きな争点にはならない。
　維新の会や自民党は、憲法改正による独裁や右傾化を謳っているのが目立つ差異だが、こんなものは民意とはかけ離れたバカげた発想で、問題にならない。
　その上１２党も濫立するというカオス化だから、有権者はうんさりして、棄権が増え、投票率は激減するのではないか。
　しかし、誰かが煎ったように、「棄権する者が不適切な政治家を国会に送り込むことになるのだ」という説は正しいと思う。
　そういうことにならないように、消去法での選択で民主党に投票すべきであろうと思う。
　村上新八

　北朝鮮が、ミサイル発射に関して、不具合を修理するために、２９日まで発射予定期間を延長するとまで発表し、１２日に発射したペテン行為はともかく、この２度目の国連決議違反行為に対しては、前回の安保理議長談話でも、次にやったら、厳しい制裁を加えると述べていたのだ。
　ところが、中国は、ミサイル発射そのものには、遺憾の意を表したが、制裁については、消極的である。
　朝鮮半島を不安定化するから、という常套的な理由である。が、中国はこの常套語を使うことによって、今までも北朝鮮の国連決議違反行為を助長してきたのである。それをまたまた繰り返そうとしているのだ。
　その責任は重大であるし、国連安保理の常任理事国として無責任極まると言わざるを得ない。
　村上新八