NHKの新会長に就任したばかりの籾井会長が、記者会見で、韓国が以前から問題視している慰安婦問題をとりあげて、こんなことはどの国にもあったことで、オランダには未だに、売春婦の「窓」があるではないか、というような発言をしたこどで、日本中の非難を浴びている。韓国からも猛烈な非難が浴びせられるのは必至であろう。
　場違いもいいとこで、こんな発言をする必要は全くなかったのである。発言の内容もお粗末なら、場違いも甚だしい。
　全く理解に苦しむは、怒りを覚える。
　阿倍普三がバカばかりやっているから、それが伝染するのであろうか。
　それにしてもお粗末極まる籾井会長は即刻辞任すべきである。　
　村上新八

　日本の中韓との長い軋轢に対して、阿倍は「対話の扉はいつも開けてある」と言いながら、相手国が以前から嫌がっているのを百も承知の上で、靖国参拝をやってのけて、自ら対話の扉を閉ざしてしまった。
　これに対しては、東アジアの安定を願う米国は「失望した」と非難した。米国ばかりではなく、EUもロシアも遺憾の意らしめされているのだ。
　米国やEU、ロシアの反応は意外であったかも知れないが、中韓の怒りや非難は分かっていたことで、それを押してまで靖国に参拝する意味は、普三の自己満足以外には全く何もない、百害あって一利なしのバカ行為なのだ。
　米韓は、阿倍が喧嘩を売ってきたと言っているが、そうとられるののも尤もであると思う。
　そればかりではない。今度はダボス会議の演説のなかで、今の日本と中韓の関係を、第一次大戦前に英独の関係に譬えて、一触即発もあるべしとも受け取られるような発言をして、世界中から非難されるという失態を演じたのである。
　こんな大バカを庇ってやろうとする自民党の面々もお粗末極まると意っても過言ではなかろう。
　日本人として恥ずかしい限りである。
　村上新八

　阿倍の靖国参拝を批判する中国は、民間交流のプランまで断ってきた。
　中国のメディア、中学生、大学生の代表を訪日させて、相互の意見を交換しようというプランであったが、断ってきたのだ。その理由は明らかではないが、阿倍の靖国訪問に対する報復であることは明らかだ。
　このような一連の中国の姿勢に反発して、阿倍普三は「ここ２０年もの間、年に二桁もの高率で軍拡を続けてきた中国が、阿倍政権の軍拡志向云々とあげつらうのはおかしい」というようなことを述べている。
　つまり、お前らも軍拡を熱心にやっているのだから、日本がこりに対抗して軍拡をやるのは当然だと、語るに落ちた形で本音を吐いてしまったのである。
　阿倍は中国との対話の扉は常に開けているといっているが、中国が嫌う靖国訪問という形で、その扉を閉ざしたではないか、という中国の言い分の方に理はある。
　日中韓の溝は益々開いてしまった感がある。
　村上新八