元航空幕僚長で、軍国主義礼賛、中国での日本兵の残虐行為否定、平和憲法否定、慰安婦問題視に批判的な右翼、田母神が都知事選挙で６０万票をとったという。その大半は若者の票だそうだ。
　このことは、軍人や戦争はかっこいいことと礼賛するような、戦争の悲惨さを知らず、ゲ－ム感覚で考えている若者が世の中の中心になってくる時代が近づきつつあることを意味するものであろう。
　それには、安倍普三の右傾化政策も大きく影響しているものと思われる。
　戦争の悲惨さをいくら訴えても馬の耳に念仏なのだ。
　これは、振り込め詐欺の手口をいくら説明しても、詐欺に引っかかってしまう老婆と同じ精神レベルなのであろう。　
　日本の将来は危ない。　
　村上新八

　「信なきは去れ」が政治家の規範だが、阿倍信三はこれに抵触することが多々ある。
１国会の改憲発議条件について、現行の議員２／３以上を１／２以上に緩和しようとしているが、その理由について阿倍は「国民の7割が会見に賛成なのに、国会で発議できないのはおかしい」と言う。が、７割は2/3より大きいというのは子どもでも分かることである。阿倍は認知症になっている。
２靖国参拝については、中韓のみならず、同盟国のアメリカもEUもロシアも非難しているが、「丁寧に説明すれば分かってもらえる」と阿倍は主張している。戦犯合祀の靖国参拝は絶対に理解されるわけがないことに気が付かないとすれば、阿倍の洞察力ゼロと言わざるを得ない。
３先に不用不急の予算申請だとしてカットを決めた予算申請を８０%も復活させて、３０００億以上のムダを補正予算に計上している。１０００兆円を超える借金尽くめや消費税アップで悲鳴をあげている破綻国日本で、そんなムダを強行するのも阿倍の認知症現象ではないか。
　こんな総理は即時退陣すべきだ。
　村上新八

　いくら私見だといっても、「政府の言うことに反対のことは言えない」「首相の靖国参拝はいいじゃないか、これでピリオドだ」「特定秘密保護法は成立したのだから、言っても仕方がない」「慰安婦はどこの国でもやっていた」などの籾井NHK会長の発言は許せない。
　公共放送の根幹をゆるがすようなことを言って、「これは私見だから、会長としての職務は放送法を遵守してやります」と言っても、分かったというわけにはゆかない。
　唯一の公共放送のトップがこという私見をもっていたら、それに反する放映を部下がやり難くなるであろうことは明白であり、それは即ち、公共放送の精神に反することになるからである。こんなトップは辞任させるべきである。
　この問題について、阿倍は「コメントする立場にない」みたいなことで逃げようとしているが、NHKの経営委員会のメンバ－を自分の考えに沿った経営委員で固め、それを通して任命した会長なのだから、任命責任から逃れることは出来ないはずである。
　NHKは視聴者である国民の視聴料で運営されている公共法そうである。それを忘れて政府の御用放送局になろうとしているなら、視聴料は払う必要はない。再び不払い運動を始めるべきである。
　村上新八