イスラエルのネタニヤフ政権が、パレナチナ占領地の東エルサレムに新たに１３００戸の住宅を建設するという新入植を計画していることが分かった。
　パレスチナ側は、それを国際法違反だとして、和平交渉を中断している。
　ネタニヤフは、こんなことをすれば、和平交渉ができないことは百も承知でやるのだから、初めから和平交渉など本気でやる気はないのだ。ただ和平交渉に応じるようなジェスチュアを見せて、時間を稼いでおいて、入植を進めれば、こっちのものだ、という作戦に過ぎないとみるべきであろう。
　オバマ大統領は、このイスラエルの決定に対して、不快感を表明しているが、ヒラリ－国務長官は「こんな状況打破する魔法の公式はない」とさじを投げたようなことを言っている。
　これでは、中東和平交渉などは望むべくもない。すべてオバマ－ヒラリ－外交がユダヤに対しては弱腰すぎるのが原因である。
　村上新八