１３日からAPECの首脳会議のために各国首脳が来日している。
　この会議は、PPT(汎太平洋経済協定)への合意や、名指しは避けるが、中国のレアア－スの禁輸問題など保護貿易の抑制などが話合われる予定だという。
　この機会に日本は、メドベ－ジェフロシア大統領の国後島訪問問題など、を捉えて「北方４島が日本固有の領土であること」などを申し入れる「日露首脳会談」や、尖閣問題でもめている問題は脇に置いて、戦略的互恵関係を推進しようとする「日中首脳会談」を持ちたいところである。
　しかし、「日ロ首脳会談」は日時決まったが、「日中首脳会談」は日本側の申し入れにも拘わらず。、いまだに中国から返答がないままだという。
　中国としては国内の事情もあるし、この際、会談をやらないで、日本に中国の大国としての威信みたいなものを痛感させてやろうという意図があるようにも思われる。
　それなら、日本が、辞を低くして会談を懇請することもからろう。淡々として帰ってもらえばよい。それも外交である。
　村上新八