民主党政権になってから始めた「事業仕分け」の第三弾である特別会計に対する再仕分けが終了した。
　特会については、自民党政権でも長く問題視されてきたが、族議員の妨害で、手が付けられなかったのである。これにメスが入り、特会の問題点、ムダがあららさまになったことは大成果であると言えよう。
　特に「風力発電補助金」のように、額が安定している特定財源から補助金を出す仕組みの場合には、出すほうも受けるほうもいい加減であるため、カネが有効に使われず、結局２００億円ものカネがムダになている、という事実も露見されたのだ。
　仕分け人と民主党の各省三役がやり合うという形も出てきたが、立場が違うのだからそれもよいと思う。
　レンボウ大臣は、「もぐら叩き」みたいになるから、と事業仕分けに疑念を呈しているが、キチンとフォロ－する仕組みにすれば、極めて有効な「ムダ排除体制」であると思う。より良い持続的な制度にすることを切に望みたい。
　村上新八