小沢は、東北関東大震災を巡る政府の対応を、「おそい」「不十分だ」と非難した。
　川柳の下の句に「それにつけてもカネの欲しさよ」というのがある。これは、どんな上の句にもくっつけられるものとして有名である。
　それと同じで、「おそい」「不十分」は、うまくいっていようといまいとどんな事柄についても、批判として通用する言葉なのだ。だから「何がやおそいのか」「どうすべきだったのか」を具体的に指摘しないで短にそう言うのは無責任なイチャモン付けに過ぎない。
　しかも、現在は党員資格停止中だが、民主党内では最大派閥のボスであり、大物なのだ。その小沢が挙国一致で総力を結集はしなければならない
戦後最大の国難に直面しているこの時期に、このような言動に出ることは与党の政治家としては、あるまじき行為であると言わざるを得ない。
　小沢は民主党と合併するとき「オレは変わる」と誓ったが、「ぶち壊しや」の根性は、死ぬまで治らないのであろう。
　村上新八