国連専門家パネルは、北朝鮮に対する制裁状況の改善を提言する報告書を国連安保理に提出した。
　これによると、北朝鮮は、ウランの濃縮を継続しているほか、実験用軽水炉の建設を始めたり、ミサイルや核兵器の部品を第三国経由でイランに輸出しているという。
第三国の名は伏せられているが、中国であることは間違いあるまい。これは、パネルの一員である中国が報告書への著名に拒否していることんらみても確かであろう。　
　このところ、北朝鮮は、韓国との首脳対話を呼びかけたり、６カ国協議の再開を促したり、緩和姿勢を見せているし、中国もこれを積極的に支持する発言をしいる。
　が、その陰で、このような国連決議に違反する行為をやっているのだ。中国もそれに加担しているという。
　こういう表と裏の違う国とは、まともに話をするわけにはゆくまい。これまでも何回も騙されているのであるから。
　村上新八