２０年ぶりに軟禁から開放されたアウンサン・ス－チ－はぼつぼつ政治活動を開始したようだが、これは軍事政権が、自分たちの都合のよいような憲法をでっち上げて、ー安心して、ス－チ－を開放し、民主化を進めているように見せかけているだけであろう。
　その手始めとして、軍事政権の最大の悩みのタネである、カチン、カレンなどの武装少数民族を、ス－チ－のカリスマ性を借りて、沈静化させるために、ス－チ－を利用しようとしているのであろう。
　下手をすれば何時軟禁にもどされるかは分かったものではないのだ。
　父親の代から少数民族に任期のあるス－チ－の利用価値は大きいのだ。
　ス－チ－も利用されっぱなしでなく、手前勝手な憲法の改正など軍事政権の譲歩を引き出す工夫をすべきであろう。
　村上新八