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from: 倭寇の末裔さん
2012年02月27日 06時13分46秒
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米中のA2/ADのポジション争奪戦が熾烈化する
中国の超大国化とそれに伴う軍備の急速拡大、極東での覇権指向により相対的な米国の地盤低下挽回の動きが活発化している。
中国は、東シナ海、南シナ海を自国の核心的利益の領域として米国がこの作戦領域に入ることを拒否、妨害するために、潜水艦、精密誘導ミサイルなどの配備を進めている。これがA2/ADである。
米国は、今までは、中国に対する「戦力投射力」つまり、軍事力の見せつけと威嚇的威力誇示の手段として原子力空母を使用してきたが、それが中国軍の「空母キラ-」と呼ばれる新型弾道ミサイルや潜水艦、サイバ-攻撃能力の整備などの「アクセス拒否対策」によって、なし崩しにされようとしていると見ているのだ。
これに対する対抗措置として、米軍は、対テロからアジア太平洋重視の戦略転換を行い、その具体的対抗策として、「エアシ-バトル構想」を打ち出している。これは、海空両軍が連携を深めることで戦力投射力を高めようとするものだというのだ。
海空両軍連携などは当たり前のことで、何故今になって、それを持ち出すのか不思議だし、イ-ジス艦群によるミサイル防衛(MD)もあるはずだが、それはどうなっているのかなどの疑問も残る。
しかし、米中は経済協力、軍備競争、極東での覇権争いの硬軟入り乱れた新しい時代に突入しているなかで、日本はアメリカの同盟国としてどう振舞うのか難しい判断を迫られといるのである。
村上新八
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