石原都知事が尖閣諸島を個人持ち主から買い取る計画を立てているとアメリカの講演で明らかにした。個人的な嫌がらせのために大金を使って国際的なお騒がせのネタをまた播くことになるのだ。
　石原は、中国嫌いで有名な男だ。中国が嫌う「シナ」という呼び方しかしないと言明したり、かっては、船で尖閣に乗り付けて簡易灯台を建てたり、なにかと中国に嫌がらせを繰り返してきた男だ。今回の買収計画にしても、記者からその「狙い」を訊かれて、「日本国家のためだ」としか答えられなかたことからも、嫌がらせ目的だけだということが裏書きされるのである。
　都民の税金をそんなことに使って良いのかどうかも大いに疑問である。
　中国政府は、こんなことは無効だというだけかも知れないが、中国の民衆は、また大デモでもやり出すのであろう。日本の商店に石でもぶつけることなるリスクもある。石原は中国に嫌がらせをしてやって、気持ち良いだろうが、またまた厄介な問題を起すことになろう。
　村上新八