４月１５日の故金日成生誕１００年の軍事パレ－ドで使用されていた新型弾道ミサイルを運ぶ大型トレ－ラ－は、北朝鮮では造れないはきずだと思っていた。
　それは案の定、中国が昨年８月に北朝鮮に輸出していたものであった。
　これは、国連安保理が行った北朝鮮への大量破壊兵器関連物資の輸出を禁じる決議に違反するものである。
　国連安保理で決議されたということは、常任理事国がどこも賛成したということで当然中国も含まれるのである。
　自分で決議した決議も守らないというのは、この決議に拒否権を発動して潰してしまうより、悪質である。拒否権発動して、その決議に反する行為の場合にはウソはないわけだが、一旦は賛成しておいて、その決議に反する行為をするというのはウソをついた、裏切りをしたということになるからである。
　中国とはこういうけしからんことを平気でする国であることは分ってはいたが、改めてそれを確認させられた事案である。
　村上新八