「太子党」とか「紅二代」とか称され、有力政治家の二代目、三代目がいち早く権力の階段を駆け上って、汚職高給官僚や腐敗政治家となり、彼らが、その権益を活用して多額の賄賂を取ったり、資本家と繋がって紙幅を肥やし、香港や欧米にその資産を移し、不動産や証券投資をしたり、師弟に贅を尽した学習をさせたり、家族を海外移住させたりすることが横行しているという。その結果、中国には本人だけが残るから、これを「裸人型」という言葉も生まれているそうである。
　これは、次期の指導者に予定されている習近平服主席一族も例外ではなく、彼の実妹は何十億ドルの資産を香港やアメリカなどで運用しているという。
　これは、権力を利用して蓄えた不正な蓄財を海外に移転させ。資産の温存を図るだけでなく、いずれ起こるかも知れない民衆の反乱によって、政権が転覆する場合のリスクに対する準備活動の狙いもあるのであろう。
　これが、国民の９５％が、５％の資本家に搾取されながら、世界第二の経済大国にのし上がった中国のうそ寒い実態なのであろう。早期に真の民主革命が起こることを期待したい。
　村上新八