野田内閣の田中法相が、３０年前に暴力団との接触があったとして、辞任を迫られているが、その追求の急先鋒になっていた自民党の石破幹事長が、韓国クー企業から政治献金を受けていたことが発覚して、窮地に追い込まれている。
　自民党の安倍総裁は、石破氏゜をかばって、知らなかったことだから、田中法相の場合とは違うと、言っている。
　こんなことは前にもあった。現在の国家戦略担当相の前原氏が、民主党代表であったとき、地元の選挙区の韓国人から、これもそうとは知らずに政治献金を受けていたことが判明し、その責任を取って、直ちに民主党代表を辞任したことがあった。
　今回の石破氏の事例は、これと全く同じであるから、前原氏の前例に倣って、幹事長を辞任するのが筋であると思う。
　自民党総裁選にまで打って出て、安倍に惜敗して、かちとった幹事長のポストを手放すことになる石破氏は残念ではあろうが、それがバランス感覚というものである。
　村上新八