最近の野田内閣の支持率は２０％にまで落ち込んでいる。
これは、原発の再稼動、「近いうちに解散」の約束不履行、消費税増税、政治の停滞、中国との摩擦、オスプレイの問題、新任法相の更迭などによる有権者の不満の顕れであろう。石原の言う、第三局指向や維新の会の動きはあまり関係はないと思う。この第三局には期待はできないからである。
　しかし、これらの問題は、どの政党が政権をになっても、簡単に解決するような問題ではないし、現実的施策と将来対応を睨んだ判断をすれば、結局は現在の野田内閣と同じような方向になるであろうし、また政界のねじれは続くであろうから、「決められない政治」「決まらない政策」というジレンマも続くであろう。
　また、即解散といっても、最高裁から違憲状態であると決め付けられている、現在の選挙区と定員のままで総選挙をやることも出来ない。
　こう考えると、一定の成果が上がるまで、このまま野田政権を継続したうえで、それぞれの政策基本をあきらかにして、政界再編の方向を決め、そこで総選挙をやるのがもベストな方法であると思うが。
　村上新八