３大学の設立申請を却下した真紀子文科相だが、文科省事務方大臣を傷つけまいとする工夫、すなわち、一旦は却下だが、審議会のメンバ－、と審議のやり方を改めて、新たにこの３大学を含めて審議をしなおすということに同意したという。
　真紀子大臣の判断が間違っていたのではない。今までの審議会承認で大臣はめくら判でOK
という悪しき慣例が、８００もの大学を生んでしまったという反省から出た行為であったと思う。そのこと自体は、関係者を慌てさせたであろうが、間違ってしはいないのである。
　かって小泉内閣の外務大臣の頃は、強引に自説を押し付けるという手に負えないやり方むであった彼女だが、歳の功もあってか、少しは物分りが良くなったようである。
　新しい審議会が早くできて、改めて納得のゆく決定がなされることを期待したい。
　村上新八