今回の総選挙は、野田首相が民自公の三党首会談で、消費税増税法案への協力と引き換えに「近いうちに解散」を約束したことによる解散、総選挙である。
　が、各党の政策には基本的な差はない。原発対応では同じようなものだし、ＴＰＰにしても消費税にしてもやらないで済ませられる問題ではなく、時期の問題だけであるから大きな争点にはならない。
　維新の会や自民党は、憲法改正による独裁や右傾化を謳っているのが目立つ差異だが、こんなものは民意とはかけ離れたバカげた発想で、問題にならない。
　その上１２党も濫立するというカオス化だから、有権者はうんさりして、棄権が増え、投票率は激減するのではないか。
　しかし、誰かが煎ったように、「棄権する者が不適切な政治家を国会に送り込むことになるのだ」という説は正しいと思う。
　そういうことにならないように、消去法での選択で民主党に投票すべきであろうと思う。
　村上新八