安倍普三首相は、安倍政権の目玉としてアベクミックスを打ち出した。
　この名称は、アメリカ元大統領のレ－ガンがやった「レ－ガノミクス」を真似て名付けなれたものである。
　それは、日銀と提携して、国債の引き受けと紙幣発行を無制限に行わせることによって、年２％のインフレを起こし、物価を上昇させ、人々にインフレ懸念を抱かせて、消費を煽るとともに、一方で、建設国債を発行して、１０年間に２００兆円もの公共事業投資を実施して景気を向上させ、円安、デフレ脱却を図ろうとするものである。
　今まで、インフレが進むのを妨げるためのインフレ目標の設定は他国でもやっているが、このようなインフレを促進するためにインフレ目標を設定いるというような政策はなかった。