戦争を体で知らない阿倍首相は、偏った国粋思想を持っているようである。
　太平洋戦争を侵略戦争と認めた村山談話や従軍慰安婦の事実を認めた河野談話を、未来志向というごまかしで、見直すことを始めるという。
　日本は同じ侵略戦争をしたドイツと比べて戦争に対する反省が足りないと言われている。
　「臭いものには蓋」という日本の諺があるが、この安倍普三の意見は自分をもごまかそうとするだけで、被害国は勿論、第三者国から見ても、おかしな意見である。
　慰安婦問題では米国の下院でも謝罪を求める決議を可決さえしているのである。
　未来志向で歴史を見直すというのは大きな誤りで、歴史認識を踏まえながら未来のあり方を志向するというのが筋である。
　安倍普三の思考は、中韓の怒りを招く前に、逆さまであり、大きな誤りであると断ぜざるを得ない。
　村上新八