イランの大統領選で、穏健派のロムニ大統領が当確になった。
　彼は、核の民生利用には賛成しているが、核兵器解発は考えてはおらず、親欧米派だという。
　イラン国民は、核強硬派のアハマドネジャド大統領の政権での西欧からの経済制裁に音を上げて、穏健派を選択したのであろうが、核の民生利用の限定するなら、NPT(核不拡散条約)に加盟し、IAEAによる核査察を受けることを承諾すべきである。
　それが経済制裁解除の条件でもあるし、イスラエルとの戦争を回避し、中東の和平を推進する道である。
　是非、この方向への歩みをロムニ新大統領には期待したい。だだ、彼の上に宗教上の最高指導者がいるから、その人がどういう考えを持つかが懸念材料である。
　村上新八