今年のG8サミットが北アイルランドで開催される。かってのIRAの紛争の地もサミットが開催されるくらいに平穏な地になったことは大変喜ばしい。
　日本から参加する阿倍首相は、このサミットで、自身が進めているアベノミックスの三本の矢について演説し、デフレの脱却と世界経済への貢献を約束するという。
　それも良いが、このところアベノミクスはどうも調子が悪い。三番目の矢の成長戦略が期待はずれに終わったこともあって、円高にもどってくるし、株の極端な乱高下は、何かヘッジファンドの遊び場化している感じさえする。
　阿倍としては、参院選まではアベノミクス効果を持続させて、２／３の議席を獲得して、一挙に憲法改訂に進みたいところであったろうが、どうも雲行きが怪しくなってきた。
　週刊誌はそこを衝いて「ダメノミクス」とか「アホノミクス」とか言いたい放題だが、そうならないようにして欲しいものである。
　村上新八