一流のホテル、デパ－トのレストランでの料理メニュ－の偽装表示が軒並みに露顕している。
　メニュ－には高級食材の名を掲げて、実際は安い食材を使っているごまかしである。
　直接これをやったのは、デハ－トやホテルではなく、そこに入っているテナントだが、デパ－ト、ホテルの管理責任も免れないのは当然である。
　この偽装は、料理に限ったことではないが、軒並みということは業界周知の偽装が当たり前という慣行化している問題であるからだと思う。
　「羊頭狗肉」という言葉があるがまさにその通りの騙し事案である。
　これは「客を馬鹿にした行為だ」という人もいるが、客には分かるはずがないからやったことだから、馬鹿にしたわけではない。
　これが偽装だと分かる客など皆無であろうし、この偽装を取り締まることも容易ではないから、今後も続くであろう。
　騙されたくないなら、高級な食材を表示してある料理は一切注文しないに限ると思う。安全で美味しければそれで良いのである。
　村上新八