徳洲会の徳田から借りたという５０００万円だが、徳田毅の公選法違反の捜査が始まった９月になって返済したというが、借りる際に猪瀬が記載して徳田に渡した借用書がない、というのもおかしい。
　カネを返済すれば、それと引き換えに借用書は返してくるのが当然で、返済済みなのだから、それは猪瀬が持っていなければならない。
　ところが、猪瀬も持っていないし、徳田側は借用書そのものも見たことがないと言っているのだ。
　ということは、借用ではなく、寄付であったのではないか。寄付であれば、公職選挙法違反の度は高くなる。この問題が露見してから、慌てて借用として言い逃れようとした疑いが生じるのである。
　猪瀬はどうあがいても、逃れようがない。謝罪して辞任するしかあるまい。
　村上新八