安倍普三が何を思ったのか、唐突に靖国参拝をした。それも一私人としてでなく、総理大臣としての参拝であった。
　日ごろから、総理の靖国参拝を問題視している中韓は、猛烈な抗議の声をあげている。
　もう厳しい言葉で批難する段階ではない、手痛い報復をすべきである、とまで述べている中国紙もあるくらいである。これまでの一連の右傾化政策に加えての靖国参拝が余ほど腹立たしかったのであろう。
　この阿倍の参拝に対しては、同盟国アメリカでさえ、「近隣諸国との緊張を悪化させる行為だとして失望の意を表明しているし、EU、ロシアまでこれを厳しく批難しているのだ。
　極東の政治情勢が厳しいまま経過しているなかでの靖国参拝は、いくらバカのあべでも、どういうことになるかくらいは分かっているはずである。
　国のために命を捧げた英霊に礼を尽すのは当然だ、よく説明すれば分かってくれると、阿倍は言うが、本気でそう考えているとしたら、大痴呆だ。
　自国を侵略した張本人を祀っている靖国に参拝することは絶対に許せないと思っている中韓の気持ちの方が正当であるし、それは絶対に変わらないくらいのことが、阿倍には分からないのか。
　米国にしても、大事な米韓関係を同盟国である日本に壊されたくと思っていることくらいは高校生でも知っている。
　ようやく中韓との和解ム－ドが出来かけていたときに、これに水を掛けることをした阿倍の責任は重大である。
　村上新八