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from: 弾き語りストさん
2010年11月02日 18時11分18秒
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【オトコの弾き語りスト…その生きる道】
【オトコの弾き語りスト…その生きる道】
♪弾き語りストです
男の〈弾き語りスト〉には男の弾き語りストとしての生き方がある。
(おぉーーー、いきなり大上段から打ち込みかぃ)
オンナの弾き語りストはいいのである。
極端な話、オンナの弾き語りストは音痴でもいいのだ。
見てくれが良ければ音痴も愛嬌の内だからだ。
耳をふさいでも目で楽しませてくれるからだ。
「いやらしい。オンナ弾き語りスト蔑視だわ」
…そんなこたぁない。誉めているのだ。
その点、
男の弾き語りストの音痴はいけない。
目だけじゃなくて耳までふさがなけりゃならない。
かてて加えて、音痴で見た目もむさかったら…
もう一つの穴までふさがにゃならない。
「空いた口が…」なんとやら。
♪トイレの○様♪のあの娘みたいに
唄は上手いし可愛いしアコギも上手い
三拍子揃いの弾き語りストなら何も言うことありません。
まいりました、てなもんや、だが、世の中そうそう三種の神器取り揃えた
弾き語りストはいない。
なにかい、
三拍子そろわにゃ弾き語りしてはいけんとか?
そんなことはないさぁ〜、シーサー、アルマジロ。
そりゃ、お世辞にもビジュアル云々言えるようなご面相じゃなく
アコギの技もヘタウマでも
超絶声帯絶対音感ビブラもしゃくりもてんこ盛りだったりすれば
それはそれそれそれならば、おーでぃえんすも大拍手もんでしょ。
イケメンの美声でアコギテク初心者れべる
というのでもまた、初心な感じでいとおかし。
ぶさカワで多少の音はずれでも
超絶アコギテクなら、それもそれそれ、魅力的。
でもね、でもね、
オトコの弾き語りストの基本は〝唄〟だと思うわけよ。
たとえ田舎の片隅のアマチュアミュージシャンであっても
「弾き語りスト」の看板掲げて、この先、音楽という一本道を
とぼとぼと歩いてゆくつもりなら、〝唄〟の部分は肝心かなめの大黒柱。
〝そういうおまえはどうなんじゃい!〟
当然ですよね。そうくるよね、旺盛な批判精神に脱帽でさぁ。
おのれの言霊に責任持つならしっかり持ちたい一家言。
あたしゃね、ここだけの話だけど
〝歌〟を〝唄う〟のは好きでゲスよ。
下司な夜郎自大の分際で何をご大層な、とこれまた
汗顔の至りで恐れ入谷の鬼子母神なんだけど。
衷心から素直にシンプルにそう思うんですよ。
好きこそものの上手なれ。
好きというだけで世の中渡れりゃ苦労はしねーよ。
まま、そうきつい切り返しをせんといてくれやっしゃ。
遷都千年亀は万年。
いまも両の眼を軽くつむれば、幼き頃、亡母の背のねんねこのゆくもりの中で聞いた
♪アカシアの雨にうたれて〜♪のメロディがだね
私の大脳基底核より
じわりじわりと沁みだしてくるほどに
薄き我が胸の琴線をびゅりゅんびゅりゅん震わせるのは
いつの時も〝歌〟であったのだよ。
気がつけばそこに唄があった。
気が向けばそこで歌を唄っていた。
気がふれればそこここで唄いまくっていた。
というほどに、私のそばにはいつも歌があった。
小五、同姓の担任は音楽専門だった。
男なのにピアノが上手かった。
朝の会でいつも合唱させていた。
小学生の先入観、「ピアノを弾く音楽の先生は
キレイな女先生」と相場が決まってる。
なのにあのひたぁ眼鏡でスダレでおやぢなのに
音楽が好きだったのだ。
音楽好きの担任との出会い、それが歌に目覚めたきっかけじゃない。
それほど奇なりの事実はありゃしない。
そのころ私、歌よりは昼の校内放送を企画し学芸会でドリフを
やる方がずんと楽しい児童だったし。
アコギを手に入れたらいつでも好きなときに歌が唄えるてなコペ転。
驚天動地、コペルニクスもびっくりの新しき世界。
それが中一の夏。世はまさに70年代フォークの大ブーム。
便利この上なく、えにいうえい、えにいたいむ、えにいうえあ…。
よるとさわると抱えて弾いて弾いて唄えやの弾き語り三昧。
だから年季が違う、なんてことは言いませんよ。
そんなのは自慢にもならない。
長くていいなら蛇は王様、めめずは王妃。
腐れ縁も長く続けば離れがたく、
もはやそれなしに明けない日々はない。
黄昏時にはやるせなさを、篠つく雨には空しさを、
虎落笛(もがりぶえ)鳴く木枯らしの日には寒々と、
送る日の折々に、アコギにのせて口ずさんできたものだ。
繰り返すが、男の弾き語りストは何よりも
唄への思い入れが無くてはならぬ。
聴かせようとか聴いてもらおうとかおこがましいことは言わぬのだ。
ただただ、アコギにのせて言の葉を紡いでゆけばよいのだ。
めおと弾き語りストのことは迂闊にも思慮の範囲外であった。
弾き語りストの駄・火亜歩や知絵里っ種はどーすんだ。
どーしてくれるんだ、どううまいことまとめ上げてくれるんだよ。
ととと…ここで紙枚も尽きたようで…残念ながら、このへんで
お開きのお暇いただきたく、さらば昴よ、360よ、てなもんで。
それじゃ、また(*^^)v
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