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from: 弾き語りストさん
2010年12月10日 15時24分43秒
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【五千円のヒゲ、メリットは妄言ですね】
【五千円のヒゲ、メリットは妄言ですね】
♪弾き語りストです
ヒゲを生やし始めてから、もう35年くらいになります。
大学に入ってから生やしだし、
以来、ヒゲのなかった期間は2〜3年ほどではないでしょうか。
日本人の顔かたちもいろいろなので
ヒゲの似合う人と、やめた方がいいのにな、という人がいます。
少なくても、自分では似合っているかなと…というより
もう顔の一部分なので、いまさらツルリとはなれません。
鼻ヒゲとアゴヒゲ…そう松山千春みたいな感じでしょうか。
ハゲはヒゲを生やしたがる。
松山千春の名前が出たのでそんな連想をしてしまいますが
ご多分にもれず、頭部は淋しげですね。
まだ髪のあったころから生やしていたので
禿げた→ヒゲで代用、という構図でもありません。
禿げなくても生やしていたと思います。
ヒゲが似合おうが似合わないが
他人にはとやかく言われたくない人は多いでしょう。
ちょぼちょぼしか生えないヒゲや
どうみてもドロボウにしか見えないヒゲ、
こすからい○国人のイメージのヒゲなど
十人中8人か9人は〝ヒゲ、似合ってませんよ〟と必ず
指摘されるようなヒゲ面も、
本人が気に入っているなら…仕方がないでしょう。
はるか、縄文時代やその後の日本の歴史の中では
多くの男たちがヒゲを生やしていました。
それなのに、現代では
ヒゲ男に対して企業の経営者や一般の人からの
批判の目が厳しい場合があります。
ヒゲ=汚い、ずぼら、アナーキー、フリー志向、反体制派、
自己主張が強い、自意識過剰、いいふりこき、上司や親の言うことを聞かなそう、
みたいな理由にならないような理由で
権力者から弾圧されることもたびたびです。
さっき、
禿げた人はヒゲを生やしたがると書きましたが
たしかに、頭部が淋しくなった人が
その代償行為、代替行為として
頭髪とはホルモン違いのヒゲを生やしたくて
ヒゲに走る…なんか生真面目だった夫が
浮気に走る、みたいなニュアンスですけど、
そういう心理はたしかにあるのでしょう。
禿げて来たので潔く丸坊主にしてますので
いまでは髪の毛に執着はありません。
頭に毛があろうがなかろうが気になりません。
逆に、
汚く禿げ散らかしているのにわざと長髪だったり
どう見たって禿げているのが丸わかりなのに
苦しげな髪型で隠蔽しようとしている男たちを見ると
いい加減にあきらめて潔く坊主にすれば…と
本気で囁いてしまいます。
弾き語りをやっていることも
ヒゲとは関係がありますね。
ヒゲ=芸術家、クリエーターっぽい、音楽やってる人、
というイメージも世間の一方にはあって
のっぺらして眼も唇も細くて、出っ歯で眼鏡かけて
それで弾き語りをするよりは
禿げていてひげ面の方がなんぼかマシな気がしませんか。
もの凄いステレオタイプな先入観と思い込みとまやかしの
考え方ですが、すだれハゲで黒縁眼鏡で特徴のない顔つきの
おやぢがアコギを弾くよりは
きっぱりハゲの丸坊主で、鼻下とアゴにヒゲを生やして
サングラス掛けて首にネックレスなど巻いて、
ハモニカ吹きつつアコギで唄っているおやぢの方が
ビジュアルとしてはライブ会場で映えるとは、思いませんか。
ヒゲを生やしている人で
それなりに手入れを心がけている人は
けっこう手間がかかっているようです。
いまでは、家電店にゆくと
手軽にヒゲやらもみ上げやらを上手に整えられる
電動バリカンを売っていますが
小さなハサミ一本でもけっこう日々の手入れはできるものです。
アメリカ人の庭の芝生ほどには
均一にキレイには仕上がりませんが
出っ張りヒゲや白髪ヒゲ、枝毛、ちぢれ毛などは
このハサミで毎朝ちょんちょんと切りそろえます。
見た目の効果のほかに
ヒゲがあると助かることも多いです。
鼻下ヒゲは、垂れそうな鼻水を一時的に堰き止めてくれます。
スケベな下心で伸びた鼻のしたが隠せます。
ホコリやウイルスの鼻腔への侵入を防ぎます(たぶん嘘)
ヒゲを駆使して恋人を愛撫できます(経験談)
臭いニオイの刺激を軽減できます(未調査)
アゴ下のヒゲは、北風からアゴを守ります(効果はないかも)
アゴヒゲを駆使して恋人を愛撫できます(経験談)
アゴヒゲを撫でながら〝うーん、まんだむ〟とつぶやくことができます。
このようにいろいろな効果が実証される一方で
デメリットも当然のようにあるわけで。
少なくとも、公務員の上級試験にはもう合格できない。
会社を馘首されて再就職する際に書類選考段階で落とされる。
飲み屋で〝まだ二十代だよ〟と言っても200%相手にされない。
ビールの泡がくっつく。
味噌汁のワカメがくっつく。
ケーキのクリームがくっつく。
愛撫しようと思い立っても相手がその気にならない。
ヒゲでダンディさをアピールしようと思っても
ヒゲ以外すべてがダサイので意味がない。
とどのつまりは、
弾き語りの時に多少のビジュアルインパクトがある以外に
それほど評価できるようなメリットはないかもしれません。
それでも、この歳になると
もうこの先、墓場に行くまでヒゲなしの顔を晒すことは
ないでしょう。
昔、
取引先の部長のご自宅に呼ばれて
夕餉をごちそうになり、
酔った勢いで部長が〝そのヒゲを剃ったら五千円やる〟
というブルジョアの戯れにまんまと平伏して
部長宅の洗面所で剃ったことがありましたっけ。
その時は、結局部長から
部長の会社のタクシーチケットを五千円分もらって
深夜帰宅したら、
翌朝、子供達に〝いつものお父さんじゃない〜〟って
笑われただけでした。
それ以来、もうヒゲは剃るまいぞと誓っていたのに
数年後、取引先の支社長と女の子のいる店に呑みに行き
支社長が〝ここでそのヒゲ剃ったら五千円やる〟とそそのかされ
店の女の子がわざわざコンビニから
シェーバーとシェービングクリームを調達してきて、
店の中で支社長に剃らされたこともありました。
またもや〝五千円〟に屈したわけで
ヒゲの価値は所詮「五千円」程度ということになります。
何年も生やし続けたのになんてバカなことを、とお思いでしょうが
剃っても、2週間くらいでまた元のように生えそろうので
さほど深刻になる必要もないのですが…ね。
それでは、またm(__)m
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