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弾き語りストの独り言

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公開 メンバー数:7人

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  • from: 弾き語りストさん

    2010年12月20日 19時32分16秒

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    【俺の名前を知ってるかい、思い込み多労というんだぜ】

    【俺の名前を知ってるかい、思い込み多労というんだぜ】

    ♪弾き語りストです

    初めてその歌を聞いたときには
    たいして興味がないか、むしろ趣味ではないなー、
    いやもっと言わしてもらうと二度と聞きたくないな、
    というような曲があるものだ。

    ところが、
    その後、何年も経ってから同じその歌を聞いてみると、
    これがまたそこはかとなく風情があって、なんだがしっくりと
    自分の気持ちにシンクロしてくる、なんてことがある。
    ない?……俺は、あるね。

    ま、ありきたりな心理分析をすれば、
    自分が歳をとったとか、いろいろと人生の苦労を経験したからとか、
    そんな適当な理由が思い浮かぶよね。

    小説なんかでも、
    子供の頃はちっとも理解できなかったのに
    オトナになってもう一度読み返したら、すんごくカンドーした。
    なんてことがある。
    ない?……俺は、あるね。

    親と子供の関係もそうだ。
    自分が子供の時には母親にひどいことを言ったり
    親父に反抗ばかりしていたのに、
    いざ、自分が子供を持つ身になってみると、
    あぁー、あん時、あんなことを言ったりしたりしなけりゃ良かったと、
    お決まりのような後悔をする。

    「後悔先に立たず」
    「オレのムスコは夜に勃たたず」
    「親孝行、したいときに親は無し」
    「先攻後攻、攻めたい時に王は無し」
    てな、教訓が頭をよぎるわけだ。
    (ひどく適当)

    専門的な分析は、専門家に任せるとして、
    冒頭の現象は、たいていが俺の先入観が原因の大もとだろうと思う。

    だいたい、
    俺という人間は、昔から…いやたぶん
    亡くなったお袋の腹の中にいたころから
    思い込みが激しく、先入観で物事の真偽や好き嫌いを
    決めてしまうタイプの人間らしい。

    たとえば、
    昔、早川義夫という人が唄っていた「サルビアの花」という歌も、
    当時の俺は〝うわ、なんて女々しくて薄暗い歌だべ。オラこんな歌ぜったい
    唄わねー〟と怖気をふって毛嫌いしたものだ。

    ところが、
    最近、弾き語り用のアレンジで
    ゆっくりと歌詞を噛みしめるように、フィンガーピッキングで
    この楽曲を演ってみると、これがまたなんだか、しみじみといいんだわぁー。

    (当たり前だが)歌詞そのものは昔と変わることなく女々しさでいっぱいなんだけど
    歌ってる本人(俺のこと)がナイーブな感じでは全然ないため
    (聴き手がどう感じるかは別として)普通のフォークソングとして
    レパートリー加えてしまったんだな。

    もう一つの例、
    いまでは俺の一番好きなシンガーソングライターである
    「松山千春」なぞは、
    学生時代の安アパートで、隣のヤツがテレコで千春を聴いて居たのを
    壁越しに漏れ聴いて〝うわ、なんて女々しく気持ち悪い声音だべ。
    オラあんな歌ぜったい唄わねー〟と即座に全否定したものだ。

    それがどーだ、みんなも知っての通り、
    あの人ぁ、女心を実に深く理解した熱血漢シンガーソングライターであったのだ。
    いまでは、敬愛する彼の初期からのソングブックと80年代〜90年代くらいまでの
    楽曲も含むソングブックを全曲制覇すべく、日々弾き語りを鍛錬する日々なのだ。

    思い込みの強い人というのは早とちりであったり
    注意散漫であったり、観察力不足だったり、
    せっかちだったり、あわてん坊のお巡りさんだったりする。

    こういう人のいけないところは、
    思い込みが激しいくせに変に意地っ張りで
    素直じゃない性向を併せ持っていることだ。

    つまり、
    まちがっても、誤りを認めない頑迷さ、
    内心はちがうよなーって分かっているくせに
    それを口に出すことができないで損しちゃうのだ。

    だいたいが、
    世の中で人から可愛がられるのは
    美人で高慢ちきな女よりは平凡な顔の素直な女の子だし、
    イケメンで高学歴を前面に醸し出す男爵いも顔の男よりは、
    本当はまれに見る美男子なのに、本人はまったくそれに気づいてなくて
    けっこうなドジっぷりで周囲を和ませているような男だろう。

    いつも思うんだが、
    自尊心というものは人間には必要だけど、その適量を少しでも超えて持ってしまうと
    その人の幸せを八掛け、七掛けで値引きセールさせてしまう
    諸刃の剣だと思うね。

    腹丸出しで飼い主にこびる自尊心のかけらもない犬みたいな人間も困るが
    大した実力や経験もないくせに自尊心ばかりで
    人と接する人というのは、どうも上手い人付き合いはできそうにない。

    ま、
    無駄に歳をとったからかもしれないが
    一番信用できないのは自分自身だ…と思うようにしている。

    よく、世間には〝自分が信じられなくなったらおしまいだぁ〜〟
    みたいに、エゴなんだかナルなんだかわかんないくらいに
    自分のことを愛している人がいるが、
    俺に言わせると、自分ほど適当な嘘でその場をごまかしたり、
    面倒くさいことはなるたけ他人に背負ってもらいたいと考えているのが
    自分という人間なのだ。

    これまた、自己分析に長けていてしゃべってるわけではなく
    俺ってほんとにダメな男だというだけなのだ。

    〝思い込み〟って話に戻るけど、
    何かの折に、あぁどっかで聴いたことあるあるあるある〜というような
    歌と再会したらば、あん時は嫌いであっても
    しばし心をニュートラルにして受け入れてみることをオススメする。

    それじゃ、また(*^^)v

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