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弾き語りストの独り言

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公開 メンバー数:7人

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  • from: 弾き語りストさん

    2011年06月09日 18時19分18秒

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    【ゆる~い弾き語りイベントで身も心も癒されます】

    【ゆる~い弾き語りイベントで身も心も癒されます】

    ★弾き語りストです。

    ギター巧者や素人はだしのアコギ弾きたちが集まるようなライブイベントは気後れするし、エゴと自意識過剰が渦巻く性格の悪い雰囲気がある(ような気がする)

    それに比べて、
    ギターテクも歌も個人的趣味の域を出ていないような
    ゆるーいアコギ好きが集まるようなイベントは、気楽で実に楽しい。

    ちっとばかしギターをかじってきて、
    弾き語りテクを自慢したい人は、
    他人の歌を素直に聴くというよりは、
    どうしたって自分のギタープレイや技の上手さをアピールしたが傾向がある。

    人は誰しもホメられたい、尊敬されたい気持ちがある。
    謙虚だ、欲が無い、慎み深いと噂のあの人だって
    ちょっとくすぐりのホメ言葉一つで、
    鉄面皮の下の表情筋は、思わずゆるんでしまう。

    どう贔屓目に見ても、自宅の自室で独りしこしこ弾き語りしてた方がお似合いのような禿げたおやぢが汗だくで、
    つっかえつっかえどうにかこうにか一曲弾き終わった時の
    みょうにすがすがしい笑顔には、見る者たちから自然と温かい拍手が送られる。

    普通に考えると、
    はたして自分の弾き語りが人前で披露できるものかどうか、
    冷静に考えるととても大衆の面前に出てはゆけないと思うが、
    とにかくなんとか練習してきたので
    ひとつ大きな気持ちで聴いてみてはもらえないか。

    そんなおずおずとした遠慮しがちな雰囲気の向こうに
    自分と同じく、フォークがたまらなく好きなんですよ、
    と語る感じがかもし出されていて、まっくた嫌味がなくてよいのだ。

    かたや、セミプロ並みのギタープレイと、場馴れした歌いっぷりで、堂々とフィニッシュして、
    聴き手から大きな拍手をうけたアコギ弾きは
    さすがに露骨な「どや顔」は見せないが、
    内心、してやったりの満足気な自尊心は隠しようもない。

    ところが、この人の偉いのはそのあとだ。
    ギターの上手さも唄の巧みさも出し惜しみせず、
    他の人たちと一緒にセッションし始めたのだね。

    誰かが「こんなの知ってる?」と軽くワンフレーズ弾きだすと
    すかさずそれを受け止めて、さらりと導入プレイでナビゲート。
    必ずしもでしゃばるわけではなく、
    サビを誰かにさりげなく振ってみたり、
    ストロークプレイのバックで、小粋なスリーフィンガーで味付けしている。

    よく言われる話。
    本当に力のある文章の書き手というものは、
    難しいことを子供でも分かるような平易な表現で書ける人。

    さらにまた、
    真の人格者ほど、どんな環境・境遇・知的レベルにある人とも
    心の底から語り合い笑いあえるものだとも。

    時として、そのイベントの本来の目的をどこかにうっちゃって
    ただの見栄張りまくり行動に躍り出てしまい
    家に帰ってから一人赤面の反省会を開く、ということがよくある。

    ここには何しに来たの?
    アコギの腕前をちやほやされに来たの?
    あんたの声ってしびれちゃうって、女の娘の下半身をじんじんさせに来たの?

    いいえそんなことはありません。
    同じ趣味を持つ人たちと一緒にギター弾きながら、
    おおーそれ知ってる!え、そんなのも知ってんの?
    なんてワイワイ肩たたきあいたかったんです。
    ただそれだけだったんです。

    そうでしょ。
    それならあんた見え透いた愚にもつかない自意識なんて
    そこの水洗トイレに入ってジャーしてきな。

    すっきりさっぱりの邪念のデットクス。
    さてこれで本来のお楽しみに臨めるというもの。

    世の中には、
    行動的で社交性があり、ライブもバンバンやりまくり、
    というアコギ弾きがいる一方で、
    誰に聞かせるでもなく誰も聞きたいと思わないで
    ただひたすら自室で弾き語る「弾き語りスト」もすんごく多い。

    自己流・無手勝流の弾き語りストたちが一堂に会すると
    最初のうちはおんなじ曲を一緒に弾いても
    タイミングやらストロークやらが交錯してがちゃがちゃなんだが
    そこはそれそれ、おなんじジャンルの愛好家だけあって
    まるでコーヒーに入れたクリープをかき回していると
    渦巻きが次第に中心部に集約してゆくように、
    なんとなく互いの懐具合のツボをつかんで
    数曲もセッションすれば、すっかり息の合ったオトナの「器楽合奏」になってしまうから
    不思議なものだ。

    成績向上には予習・復習が欠かせない、とは
    小さいころから言われてきた上達の秘訣だ。
    あるいはまた、覚えたことをヒトに教えたり
    ヒトから質問されて答える方が、しっかりと身に付くというのも
    誰しも経験してきたことだ。

    自宅で練習してきたことを下手は下手なりに
    それなりはそれなりに互いに披露しあうことで、
    「弾き語りスト」の楽しみは二倍三倍に増量する。

    コピー譜で自習するのもYouTubeを盗みするのもいいけれど
    ゆるーい弾き語りイベントで
    他人のアコギの生音やコード使用、アレンジの仕方などを
    目の当たりにするのは、
    ○ッチ○イ○と生身の○体くらいの違いがある。

    胃の中のピロリ大病を患う、
    井の中のカワズ大海を知らずのたとえ通り、
    普段は家でしこしこ弾き語りのおやぢたちも
    たまには、靴ひも結んで外に出てみるのもいい。

    で、弾き語りスト集会で見てきたこと聞いてきたことを
    家に帰って、自己流の弾き語りに応用する。
    そんな、ささやかな刺激でも、
    気の抜けたコーラと小瓶のコーラくらいの感動ギャップがある、と思うのだ。
    (知っている人も多いが、コークの小瓶=190ミリリットルが一番炭酸が強く感じられて美味いのだそーだ)

    それじゃ、また!

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