新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

弾き語りストの独り言

弾き語りストの独り言>掲示板

公開 メンバー数:7人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

  • from: 弾き語りストさん

    2011年08月03日 11時16分23秒

    icon

    明日に向かって弾くべし!


    ★弾き語りストです。

    全国のたいていのアマチュアアコギ弾きの、普段の練習場所は…〝悲しい〟。中には、専用の練習ルームを持つプチブルな人もいるかもしれないが、大多数はツマシク、かつもの悲しいに違いない。

    最近知り合ったおやぢ弾き語りストの練習場所は
    近所の河原か車の中だという。
    家の中でのguitar音やsing声が憚られるから、というのがいかにも切ない。

    自分とていばれたものではない。
    夫婦の寝室の半分が練習場所。
    そこに12本のguitarを保管し、モニター用の小アンプ、譜面台、
    書き物用の小テーブル、普段使いの楽譜集置き、譜面用のcolorボックス、guitar小物を収めたコロコロ付プラ製物入れ、木製椅子などが
    キオスク並みの窮屈さでレイアウトされている。

    YouTubeを覗くと、外国の弾き語りスト達の多くは、
    暖炉のあるログハウス風の広い家の中でのびのび弾いていたり、
    地下室や倉庫のような場所でなにも気兼ねすることなく
    デカ声でguitarをかき鳴らしていたりして、なんだかズルい。

    経済大国なんてもはや声高に言えなくなった日本だけど、
    庶民の住宅事象はあいも変わらず、世知辛い。

    生まれ育った田舎の家には部屋が12もあった。
    田舎の家はたいてい広くて部屋数も多い。
    そんな豪邸でもないただの古い家だけど
    農機具用の中くらいの倉屋(くらや=蔵)まであったから、
    いま考えれば、なんてぜいたくな家だったのだろう。

    いま思えば、あの蔵の中なんて弾き語りするのに最高だったのにな。

    小高い丘の上の小さなログハウスに住んで、
    誰に気兼ねすることなく思いっきりguitarが弾けたら、と
    昔はよく夢精…いや夢想したものだ。

    格安のライブハウスやレンタルスペースがあれば
    それを活用するのも一手だが、
    それは稼ぎの良い高給取りや太い親のすねがかじれる
    学びの徒のいうセリフだ。

    しがない「小遣い生活者」にそんなことは非現実的だ。

    最新の調査によれば、
    五十代サラリーマンの小遣いの全国平均は36,000円だとか。
    何某かの役職に就いているであろうこの世代にしてこの金額なのだ。

    自分はこれよりもずっと少ない。
    弁当持ち、タバコ吸わない、外で飲まないのエコ三原則を遵守したとしても、けっこう厳しい状況が長く続いている。

    以前にも書いたが、
    自宅の練習場所で普通に弾き語りの練習をする場合、
    音が外に漏れて隣近所から迷惑がられる。
    音が家の中に響いて仮眠中のカミさんからクレームが入る。

    自宅弾き語りストのおやぢにとっての難問は、まこんなところだろう。

    で、それを忌避して近くの公園に避難したり、
    加茂の河原(京都市内の場合)や広瀬川の河原(仙台市内の場合)に
    逃げてそこで練習をする…というのは、やはり
    おやぢの弾き語りストとしてはやや弱腰といわねばならない。

    そんなこといったってよー、とアナタは抗弁するかもしんないが、
    いくつか手はあるものだ。

    雨の日なら雨音がguitarやsongの音をミュートしてくれる。
    (なんかユーミンの歌みたいでむーでぃだな)
    ゆえに台風や大嵐の日は絶好の弾き語り日和なのだ。
    雨音を突き抜けて隣近所にまでguitar音とsing音が届くなら
    それはそれでけっこうな腕前の持ち主といえよう。

    音が漏れてまずいな、という自覚は、
    弾き語りしている自分もまたその音を聞いていることから起こる。

    ならば、headphoneを装着して、自分の弾くguitar音もsing音も、
    どれだけの大きさで発せられているか、わからないようにしてしまえば、傍若無人にガンガンとやれる。
    恥はかきすて、家族はおろか隣近所であっても、頓着しない。

    〝ピアノ殺人事件〟というのは過去の事件簿にもあるが、
    〝アコギ弾き語り殺人事件〟というのはまだ聞いたことがない。

    あすこのおやぢの弾き語りがうるさくてとうとうそいつを
    殺っちまった、という事件はまだないのじゃないか。
    だからここはひとつ、腹をくくって自室でミディアムボリュームくらいで心置きなく弾き語りを再開しよう。

    急ブレーキを踏んだことのないドライバーは、
    とっさの場合に、意外と思い切った踏込みはできないものだ。
    実弾発砲する機会に恵まれなければ、
    なかなかスクランブル事態に際して、どばぎゅーん、とはぶっ放せない。

    Live出演のチャンスを手に入れても、
    普段からデカ声で実践してなければ、即応は難しい。
    もちろん、浜辺で潮風を受けながら発声し続けるという
    演歌的荒業が可能な環境にあるなら、有無を言わずに海に走ろう。

    プロやプロを目指す人たちのようにボイストレーニングに
    費用を割けない我々にとっての実践練習は、
    唯一のホームグランドである自宅・自室・自練習場所にて
    デカ声による連続千本弾き語りしかないのではあるまいかするめいか。

    明日に向かって、ひたすら〝弾くべし!弾くべし“ 
    不二夫の「べし」はニャロメとケムんパスのお友達。

    それじゃ、また!






    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件